2年ぶりの春節を中国農村で過ごす
すっかり休眠状態だが、ブログが書けないのは、ネタの供給源がつきたわけではなく、単にブログを書くためのモチベーションが、他のやりたいことを上回らなかっただけなので許して欲しい。
2018年の春節を2年ぶりに中国のムラで過ごした。中国で2年間というと何かと移り変わりが激しいものだが、それは都市部の話であり、田舎ではもっとゆっくりした時間の流れだと思っていた。しかし、今回はいくつが土肝を抜かれた事があった。今回は、そのうちの2つを取り上げたい。
なお、言うまでもないことだと思うが、これはあくまで嫁の実家の周辺(安徽省)での話であり、他の場所でも皆一様だとは思わないで欲しい。
ムラにブロードバンドがやってきた
自分が最後に中国に住んでいた頃(2013年秋)は、ようやく携帯電話の4Gが本格的に普及し始めた頃で、ムラでインターネットをするには、スマホを使って、途切れ途切れにつながるChina UNICOMの3G/LTEを使うしかない状態だった。ムラの意識高い系の人(医者など)は、上网机と呼ばれるPCのUSBポートに挿すタイプの機械を使っている人がいたが、一般の人には普及しているとは言いがたい状態だった。
それより少し前には、携帯電話の普及によって、固定電話の解約が進んでいる様子も見ていたので、おそらくADSL的なものは来ずに、このムラにネットが普及する時には、何かしらの携帯電話網を使ったものになると、当時は予想していた。
予想は半分当たり?
負け惜しみで「半分当たり?」と書いたが、予想の斜め上の方向を行く展開が待ち構えていた。村に行く数週間前のことだろうか?嫁の実家にネットがつながったという情報が流れてきた。あまり、この方面に明るくない嫁を通じての情報だったので、具体的にどのような接続形態かは分からなかったが、嫁によると日本の家で使っていないWi-Fiルータを持参しろという。どこかの会社が安い上网机でも配り歩いたのかなと想像。
さて、最寄りの街に到着して、そこからムラに向かう道すがら、車窓から見えたのは、どこかで見たことのあるロゴがペイントされた電柱が数十メートルおきに立っている光景だった。
ん?このロゴは確か中国移動(China Mobile)だったよなと思いつつ、嫁の実家に到着。早速ネットが出来るようにということで、Wi-Fiルータを取り出そうとしたところ、そんなものなくてもネットが出来るという。日本で言うと、Flets 光のようなサービスで、Wi-Fiルータも1台付いてくるとのことだった。
何でも、中国移動がムラ中に光ファイバー網を張り巡らすという荒技をほんの数ヶ月でやってのけたらしい。高速鉄道網をあの速さで建設していく国の事である。光ファイバー網を張り巡らせるなんて大したことないのかもしれない。
料金プランはこんな感じ
ムラの中を散歩していると、料金プランが張り出されていた。ちなみに中国では国策で農村部の公共料金は都市部よりも安く設定されている。
中国移動が出しているので、携帯電話とセットなのは想像通りだが、結構な太っ腹ぶりである。「寛帯」がブロードバンドを表すのだが、費用のところに「0元」と書かれており、こちらはオマケ扱いである。ネットと言っても、使わない層も想定して、光ファイバー網を使ったテレビ放送もセットになっている。4K高清電視ともあるが、中国ではブラウン管テレビがまだ現役のところもあるので、4K放送が享受できているかというと微妙なところではあるが。。。
ゴミ収集始まる
これも、日本にいる人が見ると、「何それ?今さら?」と思うかもしれない、むしろdisるネタにするのかもしれないが、ムラでゴミ収集が始まったのも、個人的には驚いたことの1つである。
ムラのゴミ収集所
これが始まるまでは、燃えるゴミは各自焼却処分するなり、生ゴミは埋めて土に返すなどしていたが、行政がゴミ収集を行う事になったようだ。これは、新設されたゴミ捨て場の例である。
ゴミ捨て場は、どの家からも徒歩数分でたどりつけるように数百メートル単位で設置されていた。上のように細かい説明が書かれた収集箇所は大きな集落に1つ程度で、それ以外の場所は、大きめのポリバケツ(上の黄色と青いやつと同じようなサイズのもの)が2つずつ置かれているような感じだった。
隣組方式&プロパガンダ
それとは別に、各戸には小さめのポリバケツが2つずつ配られ、1つは腐って土に返るものと、腐らずに土に返らないものという分け方がされていた。また、これまでのように家の周りに勝手にゴミを捨ててはならぬということで、数戸ごとに相互チェックをするような仕組みがあるようで、責任者の名前などが家の前の分かりやすい場所に貼りだしてあった。
こういうところは、社会主義的だなと思うものの、短期間に新しい制度を普及させるためのやり方なんだろうなと変に納得した。ちなみに、ゴミの分別収集普及のスローガンを書いたムラアートがあちらこちらに描かれていたのが印象的だった。
これより、美術的に美しいなと思うものもあったが、なぜか写真に撮り忘れていた。。。あとは、絵ではないが、ゴミの分別収集は貧困脱出のためなんだよというスローガンも結構書いてあった。
ちなみにゴミ処理場は?
こちらも写真に撮り忘れたのだが、街から街へ移動している間の山間部に、ゴミの最終処分場と思われる施設を見かけた。広大な谷間が掘られて、そこに黒いシートのようなものが敷き詰められ、そこのほんの一部にゴミと思われるのものが積み上げられていた。おそらく、ゴミの回収が始まってまだ日が浅いのだろう。聞くところによると、その市で集められたゴミが集められて処分されるとのことだった。これだけの施設で何年持つのだろうかとか、シートが破けたりすることによる環境への影響はないのかなどと少し心配にはなったが、2年前には影も形もなかったものが姿を現している事には素直に驚いた。
遅れている?今はね。。。
2018年になってブロードバンドが開通したり、行政によるゴミの収集が始まったと聞いて、都市部とは違って農村部はまだまだと思うかもしれないが、個人的には変化のスピードに非常に驚かされた。もちろん、ブロードバンドの質だったり、ゴミ回収のシステムにも何かしら問題があるまま走っている可能性は否定しないが、少なくとも都市部でのすさまじい発展の恩恵を農村部が受け始めているように感じたのは確かだ。(もっと内陸部ではどうなっているかは分からないけど)
永住権は取れたのか?
取れました!
さて、随分ご無沙汰となってしまったが、11月の末に無事にうちのランラン(中国嫁、仮名)の永住許可が無事に取れた。
11月半ば過ぎに東京入管からハガキが来た。これは、申請の時に申請者が自分で住所を書いて渡しておくモノなので、申請の結果についての連絡だというのは、裏面を見るまでもなくすぐ分かる。さらに、裏面に○月×日までに入管に来て下さいと書いてあり、持参するものとして印紙にチェックが立っていれば、申請は許可されたと考えてほぼ間違いないといことは経験上学習済みである。今回は土井さん(自分、仮名)の仕事の都合が付かなかったこともあり、ランラン1人で受け取りに行ってもらった。
永住許可って?
永住権永住権というものの、在留カードの滞在許可事由のところに「永住許可」と書かれているだけで、実際には7年に1回更新する必要があるとのこと。これはカードの更新なのか、別途審査があるのかはよく分からないが、期限が切れる2ヶ月前ぐらいに入管に来てねと言われたらしい。
うちの場合は、日本入国から数えて約6年で永住権取得となったが、日本人の配偶者の場合は、3年程度で許可の対象となり得ることは法務省のWebサイトなどにも書いてある。我が家の場合は、この6年の間に日本国外に在住していた期間があったりしたので、しばらく日本で生活するであろうこのタイミングで申請したので、別に遠回りしたとも思わない。
何はともあれ、永住許可が取れたと言う事で、毎回書類まとめて入管に行くという煩わしさからは解放されることになりそうだ。次は7年後ということで、こんなことをおっしゃる。
ランラン「あなだ、次の申請するときは50歳ね」
・・・余計なお世話である。あんたもその時は4X歳だ。
2016/12/28追記:
中国嫁日記第6巻読了。うちと境遇が似ているので、やっぱりグッとくるものが。
永住権を申請する
永住権申請のための準備
この話の続きを書いていないような気もするが、ランラン(嫁、仮名)の永住権を申請してきたので、その話を書き残しておこうと思う。
在留許可更新申請を行った結果、無事に日本人の配偶者の資格で、さらに5年間の在留許可延長を得た訳だが、すでに日本滞在5年を超えたため、永住権を申請することとした。
前回、在留許可更新が終わった際に、一応窓口で聞いてみた。
ランラン「今度は永住権申請しても大丈夫ですか?」
入管職員「はい、申請は誰でも出来ますよ」
話が決まれば早いモノで、土井さん(自分、仮名)の仕事の関係もあり、7月早々に申請に行くことにしたのだ。
お約束の法務省のホームページで、申請に必要なモノを確認する。
日本人の配偶者の場合、滞在許可更新とほとんど変わらない。用意したのはこれらのものたち。
- 申請書
- 写真1枚(4x3cm)
- 身元保証書(捺印)
- 婚姻の事実の記載がある戸籍謄本
- 家族全員の記載のある住民票
- 課税/納税証明書(土井さんの地元では1枚で両方証明できる)
- 在職証明書
- パスポート(提示のみ)
- 在留カード(提示のみ)
こんな感じだろうか。永住権申請で増えたのは、会社で作ってもらった在職証明書だけだった。
永住権申請へ
なぜかまたしても。 (@ Tokyo Regional Immigration Bureau in 港区, 東京都) https://t.co/X4Z6XUmUhG
— Kem / けむ (@Deutschina) 2016年7月4日
7月吉日、品川の東京入管へ向かう。品川の港南口からバスに乗って、、、。わずか2ヶ月ほど前に経験したのと同じ景色が目に飛び込んでくる。ほとんど惰性で2階のチェックカウンターに並ぶ。
永住権申請と言っても、何か特別な手続きがあるのではなく、これまでの滞在許可更新と全く同じ場所で受付をしてもらうのだ。事前チェックで何の問題もなく、番号札を渡されてあとはひたすら待つだけ。かれこれ1時間半ほど待たされれ、やっと番号が呼ばれる。
とても丁寧な職員の方に、1つ1つの項目に問題がないかを確認していただく。さすがに2ヶ月前に在留許可更新を行ってきたので、特に問題がないと言うことで申請を受理してもらった。
職員「審査はだいたい半年かかるなので、年内に結果が出るかな?という感じですので、焦らずに待っていて下さいね」
これまた丁寧にご説明いただき、入管を後にする。
手続きだんからのランチ。これから仕事へ。 (@ atré Shinagawa in 港区, 東京都) https://t.co/KN29Bk4vyS
— Kem / けむ (@Deutschina) 2016年7月4日
さて、結果はどうなるか?年末まで気長に待つことにしよう。
ここが変だよ中国人
今更感もあるのだが、1週間ほど前に放送された番組の内容が、在日中国人とその日本人関係者界隈を騒がせている。放送内容は既に色々なところでまとめてあるので、ここではいちいち書かない。
演者はある意味炎上芸人揃い
ここが変だよ日本人
つまりのところ
在留許可更新(4回目)
この時期がやってきた
2011年から日本に住んでいるうちの中国嫁(ランラン、仮名)の在留許可更新の時期がやってきた。2011年に短期滞在から、日本人の配偶者等に滞在許可理由を変更してから、2012年、2013年に引き続き、通算4回目の更新手続きということになる。繰り返す度に変な慣れが出てしまったのか、ちょいちょいミスったので、そのあたりを備忘の意味も含めて書き残しておこうと思う。
これ用紙違いますね
これまでと同じように、芸術的な方眼紙Excelで作成された申請用紙をダウンロードして、それを丁寧に埋めつつ、必要書類を一通り揃えた。4月中旬の某日、満を持して品川の東京入国管理局に向かったわけだが、このときからすでにケチがつき始めていたように思う。入管では最初に書類を簡単にチェックしてもらいつつ、順番待ちの番号をもらう訳なのだが、
係官「今回在留許可の更新ですよね?用意いただいた用紙が間違ってます」
といきなり言われる。確かに、法務省の用紙のダウンロードの箇所が少し分かりにくいのだが、その時に間違って短期滞在許可の用紙をダウンロードしてしまったらしい。最初の1ページを除きすべて書き直しを命じられてしまう。
ちなみに、このページから、在留許可事由に応じたフォーマットの書類をダウンロードする必要があるのだが、最初に「在留許可更新 日本人配偶者」などで検索して、詳細ページに入ってしまうと、申請書フォーマットへのリンクがなく延々探し回る羽目に遭うので注意が必要だ。
何はともあれ、ほぼ1日掛かった申請を終えて、あとは結果のハガキを待つだけのはずだったのである。。。しかし、今回はなかなか上手く行かない。
書類足りません。。。ファッッッッッ!!!!!
申請を出してから、かれこれ2週間経ったある日、東京入管から封書が届いた。申請がOKの場合は、申請時に自分で宛先を書いたハガキが届くはずなので、何かイレギュラーなケースだと想像しつつ、封書を開けると申請時に出した書類が足りないという。
簡単に言うと、「あなたが提出したのは課税証明書であって、納税実績が載っている納税証明書がないので、早急に送って下さい」とのこと。これまでも、課税証明書というのを1種類だけ取ってOKだったという記憶なのだが、念のため必要書類を再度確認する。提出書類の中に、配偶者の収入を証明する書類として、こういうものが求められている。(ソースはこちら)
4 配偶者(日本人)の方の住民税の課税(又は非課税)証明書及び納税証明書(1年間の総所得及び納税状況が記載されたもの) 各1通
※ 1月1日現在お住まいの市区町村の区役所・市役所・役場から発行されます。
※ 1年間の総所得及び納税状況(税金を納めているかどうか)の両方が記載されている証明書であれば,いずれか一方でかまいません。(以下略)
確かに字面を見ると、課税証明書と納税証明を1通ずつ出せと書いてある。ここで文句を言っても前に進まないので、区役所に行って納税証明書と、比較の意味で課税証明書を改めて取ってみた。
ご丁寧な職員の方の説明によると、課税証明書の右側の中央あたりに数行分の空欄があり、 納税証明書だとそこの空欄のところに納税実績が入るという違いだけらしい。300円で勉強させていただいたと思いながら、両方の書類を受け取り、入管から届いた専用封筒に納税証明書(とこの書類が足りませんよという指示が書かれた用紙)のみを同封して、入管に返送しておいた。少々ケチくさいが、ちなみに返送料は自己負担(切手82円)である。
自分が職員だったら、上の部分は「住民税の課税と納税実績が記載された納税証明書を1通ご用意下さい」と書けば混乱がないと思うが、市町村によって課税証明書と納税証明書の記載内容に違いがあるんだろうか?
区役所なう。住民税課税証明書と納税証明書の違いは納税欄の有無だけらしい。最初から納税証明書を取っておけば良かったという話らしい。
— Kem / けむ (@Deutschina) 2016年5月1日
1年1年3年と来て
今度こそ、入管からのハガキを待つのみだと信じたいw。ところで、しばらく日本に住むことは間違いないので、そろそろランランの永住権を申請しておこうかなという事で検討を始めた。
法務省:永住許可に関するガイドラインによると、こんな記載がある。
2 原則10年在留に関する特例
(1)日本人,永住者及び特別永住者の配偶者の場合,実態を伴った婚姻生活が3年以上継続し,かつ,引き続き1年以上本邦に在留していること。その実子等の場合は1年以上本邦に継続して在留していること
(2)「定住者」の在留資格で5年以上継続して本邦に在留していること
(3)難民の認定を受けた者の場合,認定後5年以上継続して本邦に在留していること
(4)外交,社会,経済,文化等の分野において我が国への貢献があると認められる者で,5年以上本邦に在留していること
※「我が国への貢献」に関するガイドラインを参照して下さい。(注)本ガイドラインについては,当面,在留期間「3年」を有する場合は,前記1(3)ウの「最長の在留期間をもって在留している」ものとして取り扱うこととする。
これを見る限り、すでに永住権申請の条件自体はすでに満たしているように見える。今回の更新が無事に終わったら、永住権申請にトライしてみようかなと思う。
いつも書いているけど
最後に、念のため書いておくが、この手の入管手続きというのは、結構コロコロ変わるので、ここに書いてあることは参考程度にとどめて欲しい。常に法務省のWebサイトなどで最新の情報を確認しておくべきだ。 それを確認できないぐらい忙しいとか、面倒なのであれば、素直に入管手続きに特化した行政書士さんに頼んだ方が良いと思う。
久しぶりの上海で驚いたり気づいたりしたこと Top10
これに引き続いての上海編です。サクッと行っちゃおう。
第10位 爆買いツアー客にまみれる
羽田22時出発の浦東空港行きに乗ったら、我々の周りを中国からの団体ツアー客に取り囲まれる。日本経済に多大な貢献をしていただき感謝。でも、機内ではもう少し大人しくしてよ。
ちなみに、この便の折り返しと思われるのが、浦東午前1:45発で羽田5:45着の便。上海で夜ギリギリまで遊んで日本に帰るには意外に好い便かもしれない。ま、爆買いツアー客にまみれるのは仕方ないとして。。。
第9位 上海地下鉄2号線の混雑
かつて毎日通勤に使っていたけど、以前よりさらに混雑しているような気がする。乗ったのは、南京东路から威宁路まで。時間帯は午後6時。以前は人民广场を過ぎると段々客が減る感じだったけど、中山公园を過ぎてもかなりギュウギュウだった。日本の通勤ラッシュを超えた?んなこたないかw
(画像はネットより拝借)
第8位 栓抜きビルが小さく見える
かつて上海一の高さを誇った栓抜きビル(上海环球金融中心)の隣に、さらに高い上海中心大厦(上海センター)が完成した訳だけど、高さの差に驚いた。104階建てに対して128階建てなので、結構な差があるのは分かるけど、立地の関係からか栓抜きビルが小さく見えた。ちょっと切ないね。

第7位 パジャマ禁止令は効果あり?
ある意味上海の風物詩だったパジャマおばさん。パジャマのような格好で街を歩くおばさんたちはけっこうパンチが効いていたが、今回はほとんど見かけず。禁止令が出たらしいので、その効果か?そんな中、1人だけ怪しいのを見かけた。しかも南京西路でw
てか、Naverまとめ有能すぎる。
第6位 地下鉄は整列乗車で
これも話には聞いていたので、あんまりサプライズではないけど、きちんと、降りる人を待ってから乗り込む「先下后上」が守られてきているなと実感。乗換駅に到着する前の車内放送や、駅のホームなどでかなりしつこく指導していた。あと、車内テレビでの乗車マナーに関する告知とかもやっており、言えば分かるじゃんって感じ。
第5位 安定の上海书城
上海最大の書店である福州路の上海书城4Fでは、中国語の学習教材が豊富かつ安価(てか日本は高すぎ)で手に入る。中級以上の人は日本で参考書買うのがアホらしくなると思う。
本の会計時には袋に入れてくれず、1階の出口のところにいるおじさんに本とレシートを見せると袋をくれるシステムだったけど、それが有料化して1枚0.2元に。ま、時代の流れだね。
第4位 メイソウ/MINISO
これは、もっと上位でも良かったかも。日本人にはどこかで聞いた事があるような名前とロゴのお店が上海でも大増殖。南京东路だけで3店舗もあって、虹橋でも見かけた(どこの道かは忘れた)。当初は商品に書いてある日本語が怪しいなどと揶揄されていたけど、実際に店頭で商品を手に取ってみると、日本語は正しくなってるし、買ってもいいかもという商品がかなりあった。ダイソーと無印良品の間ぐらいをイメージすると分かりやすいかも。
パクリ?と鼻で笑う前に、とりあえず走りながら改善していくというビジネススタイルは、日本も見習うところがあると思うよ。
第3位 日本人街は健在?
世界最大の日本人人口を擁するとも言われる上海。自分がいるときから、日本人駐在員が減ったとかいう話を聞いていたけど、やはり虹桥界隈に来ると、日本語が聞こえてきて、日本人ビジネスマンをけっこう見かける。夕食に訪れたレストランでも、日本人のオジさまが日本語訛りの中国語で店員に注文しているのを聞いていると懐かしくなった。
あとは、古北路の太郎がしぶとく生き残ってたのに感動。あそこで9年ぐらい前に100元日本料理食べ放題で絶望した頃が懐かしいw
第2位 マンション高いな
道端の不動産屋に張り出されている物件情報を見ると、やっぱり上海中心部のマンションは相変わらず高い。178平米で830万元(1億5千万弱)というのを見かけたけど、値上がりは落ち着いたものの、高止まりという感じかな。でも、日本の団地みたいなローカルアパートなら30平米で140万元(2500万弱)でも買える。ただ、日本人的に見ると、物件の経年劣化が激しいので、何でそこまで金出すのかよく分からん。
ネットで拾ったこの画像。初めて上海で住んでいたマンション。今回も空港バスから遠目に見えたんだけど、 外から見るときれいなんだよねw。
第1位 小杨生煎ェ
サプライズという意味ではコレ。以前、吴江路に住んでいた時によく通った小杨生煎が斜め上を行く感じで改装されてた。旧吴江路が封鎖される前の言葉は悪いが小汚い店に行列作って4個入り3元とか4元で買っていた時代とは隔世の感がある。
店はポップな雰囲気になっても、昔と変わらぬ味をポンと出されて、怎么样?とドヤ顔されてる感じがして、伝統を守るという意味を考えさせられた。ちなみに今でも4個入り8元(150円)を守っているあたりはすごい。
Something different from what I saw at old Wujiang Road in mid of 00's
その他番外編は1行ヘッドラインで。
- 南京東路で外国人向け雲南少数民族風土産物店の増殖
- 申年だけに子供用の孫悟空の被り物が人気
- 銀行口座で眠る人民元の日本円の両替がほぼ絶望的な件
- 自転車にベルがないので、口でウェイウェイとか言って歩行者をどかすローカルおじさん健在
- 空港バスは相変わらずカオスな件
- 真夜中に空港についてもSIMは買える。でも、上海市街だとフルに容量は使えないっぽい
とりあえず以上。
合肥(とムラで)驚いたこと Top10
久しぶりにランラン(仮名)の実家のある安徽省のムラに2週間ほど滞在して、昨日戻って来た。やはり、2年以上離れていると、いろいろ変わったこともあるので驚いたこと(あんまり驚いてないのもあるが)をトップ10形式でまとめてみた。
第10位 高鉄の発展
もう一つは、高鉄の発展。上海から南京まで新幹線が複々線になってて、横からピューンと追い越されたりする。中国の新幹線は日本のパクリとか、福建の事故を引き合いに出して見下している人は、一旦実物を利用してみてから言った方が良い。
— Ken M.X. (@Deutschina) February 15, 2016
これは、自分が上海に住んでいた頃からもそうだったので、ランクとしては下の方なんだけど、やっぱり大陸って土地が広いから、ガンガン作れちゃう訳ですよ。そういう意味ではノウハウの蓄積は早い訳。安全だけどバカ高い日本の新幹線が競争に勝つのは簡単じゃない。ステレオタイプのイメージで思考停止してるとホントにケガすると思う。
第9位 花火専用ゴミ箱
この写真は、ムラで撮ったヤツだけど、極端な話1軒でこのぐらいゴミが出るわけ。 上海の中心部で禁止令が出るのも分かるよね。
第8位 田舎の山腹にソーラーパネル設置
暇なのでムラを散歩していたら、遠くの山の中腹に太陽光発電パネルが大量に並んでいるのを発見。
第7位 超高層マンションの各戸のベランダに太陽光温水器
日本では知名度の低い合肥だが、人口は300万とも400万とも言われるので、人口だけで言えば横浜ぐらいあるので、中心部だけでなく郊外でも結構な高層マンション建築ラッシュ。今回、写真は撮れなかったけど、40階ぐらいの高層マンションが、バンバン建っている中、最新マンションのベランダに太陽光温水器が設置されているのを発見。数百枚のパネルがビシッと並んでいる姿は圧巻。情弱のお年寄りに売りつけて叩かれた何たらソーラーは中国でビジネスすべきだったね。
第6位 普通話が通じる
第5位 終わらない地下鉄建設
第4位 並べ!
高鉄に乗るには、身分証と切符を見せないと駅の中にすら入れてもらえないんだけど、高鉄用に最適化されたはずの合肥南站の入場で大混乱。一つしかない入口に客が殺到し、押し合いへし合い。しびれを切らした係員が、並べ!とキレまくっても何の効果もなし。上海ではきちんと行列作れるようになってきたけど、この土地に行列が出来る文化が伝播するのは何年後だろうね?
第3位 乗合タクシーw
第2位 マンションの劣化早すぎ問題
2007年築のマンションに立ち寄った際のこと。エレベータの天井が落っこちていたり、消火栓のガラスが割れたまま放置されていたり劣化が早すぎ。共用部を綺麗に使うって感覚ないんだな。管理費払ってこのザマだったら日本なら裁判になると思うぐらいのレベル。中国では、内装は自分で改装して使う前提だから、マンションの価値は立地が全てなんだなと想像。価格は上海に比べると割安。当たり前かw
合肥の不動産に興味がある人はこちらをどうぞ。
第1位 高速料金所の微笑作戦