中国嫁のトリセツ

中国人の嫁をもらって気がついたことなどをツラツラと書いています。

バリ島旅行記(3) - 中国人が集まる場所に

世界遺産ツアーへ


バリ島滞在も3日目に突入して、この日は世界遺産ツアーをあらかじめ手配済。数あるオプショナルツアーの中で、訪問地を○×つけながら選んだのがこのコース。それにしても、日本人というのは、どうしてこう世界遺産という文字に弱いんだろうか(笑)。○×を付けながら、気がつけば世界遺産多めコースだけが残り、無印の世界遺産ツアーと「新」世界遺産ツアーだけになっていた。そうするとミーハーの新しもの好きは「新」の方を無意識に選んでしまう訳で。。。

ホテルで朝食を食べた後、例によって迎えを待ちいざ出発。世界遺産の寺をいくつか回ったのだが、とある寺の門前で事件が発生した。

バナナ売りのおばちゃんがいたのだが、試食と言いながら、バナナの皮を剥いてくれたので、それを口に運ぶ。すると、なぜか商談成立と言わんばかりに他のバナナを袋に入れて売りつけようとする。

土井さん「買わないよ」

と少し切れ気味に切り返し、食べ終わったバナナの皮を返そうとすると受け取り拒否。何言っちゃってるの?と思い、皮をその場に捨ててみた。(今だから反省するが、中国時代の悪い癖が出てしまった。)すると、おばちゃんはやむなく皮を拾って勝負あり。さすがに神聖なお寺の入口付近にゴミを捨てるというのは信仰心が許さないらしい。

・・・そんなに信仰心があるなら押し売りやめればいいのにと思うのだが。

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キンタマーニ高原


この日のツアーを選択した理由のひとつに、オプショナルツアーの本にあった湖を見下ろすレストランでのランチというのがあった。確かにバトゥール湖を見下ろす景色はすばらしかった。

 

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インドネシア料理食べ放題とあったが、どうせナシゴレン、ミーゴレンが置いてあるだけだろうと、既に経験済みのタイのツアーから予想通りだった。ということで、食事のクオリティは気にしていなかったが、一人だけ納得いかない人がいたようで、食事後に出発する際、

添乗員「お昼はおいしかったですか?」
ランラン「まずい!」

・・・一瞬の静寂の後、みんな笑うしかなかった。

ランランに空気を読ませるのは無理なのである。


中国人が集まる場所に○○あり


最後の観光を終えてウブドの中心部に戻ってきた。ここではウブドの王宮を簡単に見た後は自由行動。王宮で何枚か写真を撮っている間に、

ランラン「中国人ばかりね」

中国人が言うのだから間違いない。確かに、聞こえてくる言語が明らかに中国語ばかりである。もちろん、これまでの滞在で中国語を話す人を全然見かけなかったという訳ではないけど、耳に入る言語の大部分が中国語というのは、このたび初めての経験だった。どうして、ここだけこんなに中国人密度が高いんだろうか。確かにタイに行ったときもアユタヤ遺跡には中国人はほぼ皆無だったように、このインドネシアでも買い物スポットに中国人は群がるということなんだろう。

 

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結局、ゴミゴミとしたウブドの中心地では、ただブラブラと歩くだけに終始してしまい、これと言った印象がないまま終わってしまった。今回の旅行で求めていたのは、静寂さなんだなと改めて実感した次第である。ちなみに、中国国外で中国人が集まる場所には、必ずと言って良いほど、法○功の宣伝カーと機関誌を配る人たちがいるのだが、ここでも同様だった。


明日もここじゃね?


世界遺産ツアーから戻り、ホテル前のビーチを散歩した。ジンバランから眺める夕日はすばらしいという話を聞いていたのが理由だ。実は、翌日も夕日が美しいと言われるウルワツ寺院に行く予定だったのだが、雨期だけに翌日も天気が良いという保証はどこにもないのである。位置的に水平線ではなくて、半島状に突き出した陸地の上に日が沈むのだが、それでもこの美しさはすばらしかった。

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日が沈んだ後も、そのままビーチを歩いていると、なにやら賑やかな一角に出くわした。ビーチ上にシーフードレストランがテーブルを出しているのだ。魚介をBBQしている香ばしい香りに釣られて、いくつかの店をのぞいてみたのだが、

土井さん「ひょっとして、明日の夕食ここら辺じゃない?」

 

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という変な予感(理由は次の記事で書くが。。。)が働き、結局ホテル内のビーチバーに戻って夕食にすることに。普通にハンバーガーやサンドイッチの夕食だったが、思っていたよりもクオリティも高くてボリュームもあって満足できるものだった。

<本日の反省点>
・オプショナルツアーを選ぶときに世界遺産にあまり過大な期待をしない方が良いかも。歴史や文化に興味が薄いメンツが過半数を占める場合は特に。
・お土産は、あらかじめこういうのを買いたいと決めておくべし。そうしないと、市場を歩き回るだけでは疲労困憊するだけ。

 

 

 

今なら羽を伸ばせる?

ランラン(うちの嫁、仮名)が春節で里帰りしている。久しぶりの帰郷ということで、旧暦の1月15日にあたる元宵節まで過ごしての日本帰国の予定だ。まだまだ通信事情が良いとは言えないムラに滞在しているので、WeChat(微信)を使ってたまにやりとりしているのだが、だいたいこんな事を口を酸っぱくして言われるのだ。

 

ランラン「無駄遣いするな」

ランラン「食べ過ぎるな」

ランラン「運動しろ」

 

あとでバレると色々と面倒なので、おとなしく言われた事を基本的には守っているつもりだが、とはいえ心のどこかで、「つかの間の自由」を享受したいと思うのは、中国嫁の夫に限らず、世の結婚している男性にとっては共通の思いではないかと思う。

 

しかし、そうも行かない事態が発生したというのが、今日の話である。

 

腹痛い・・・

火曜日の夜だったか、寝ている間に急に腹痛を覚えたところから始まった。なんか変なものでも食べたかなと思って、あまり気にしなかったのだが、翌日仕事を終えて、最寄り駅から自宅へ歩いている最中に今までに経験したことのないような痛みを脇腹に覚えたのだ。

 

何とか家にたどり着き、横になったら少し楽になったので、ランランに頼まれていた用事を済ませに再び出かけたのだが、その最中に再び同じ痛みが再発。理由もよく分からないが、とりあえず体を温めて寝ることにしたのだが、定期的に襲ってくる痛みで同じ姿勢を保つことが出来ず、寝れやしない。しかも朝が近づくにつれて、痛みが増幅しているような気さえしてきた。

 

これは我慢ならないということで、救急外来をやっている病院を検索して行く事にした。区内でということで探すと聞いたことのある総合病院の名前があったので、そこに電話をかける。

 

土井さん「すみません。救急外来受診したいのですが」

病院「午前の診察が始まるまで待てませんか?」

土井さん「待てないから電話してるんですけど・・・」

 

的なやりとりを受けて、午前7時前に病院に到着。こっちは、脇腹痛くてのたうち回る寸前なのに病院側の対応は何とも落ち着いている。これが、自分が病人ではなく、付き添いで行っていたら、何のんきに対応してるんだゴルァ!と文句のひとつでも言いたくなる感じかもしれないが、自分の状況はそこまで深刻じゃないんだなと逆に自分に言い聞かせる事が出来た。

 

よくよく考えると、患者と同じぐらいパニクっている病院(医師・看護師)に見てもらう方が危なっかしい(笑)

 

体温と血圧を測ってから診察してもらい、尿検査と腹部レントゲンをやった結果、

 

医師「尿に血が混ざっていたので、診断としては尿管結石のおそれですね。痛み止め処方しますので、少し経過を見てください。これで改善が見られないようであれば、日中の診察を受けてください」

 

これまで、あまり病気と縁のない生活をしていたので知らなかったのだが、救急外来というのは、時間外ということもあるので出来る検査の種類なども限られるらしい。あくまで初期対応を行うというのが目的なのだ。

 

 

支払いを済ませ、薬を受け取った頃には、脇腹の痛みはピークを越えていたが、家に戻るバスの中で気が遠くなりそうになりながら、会社を休む旨をメールで連絡。家に着いたら薬を飲んで、そのまま眠りについた。

 

そこから、ほぼ丸1日経ったが、薬が効いている間は、我慢できないほどの痛みはないものの、たまに脇腹に刺すような痛みが走ることがあり、なんだか爆弾を抱えたままである感じには変わりない。

 

ところで、この出来事について、ランランは全く知らない。心配させたくないなどという格好いい理由ではなく、腹痛の始まる直前のWeChatのやりとりで、

 

ランラン「これから何日か連絡できなくなるから」

 

と言われたから。おそらく携帯にチャージしていた金額が切れたんだろう。そこまでお金に困っているはずはないのだが、あの人の節約の徹底ぶりにはまさに脱帽である。

 

 

 

 

中国嫁日記(四)

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バリ島旅行記(2) - What time is it now?

修学旅行はバリ島

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2日目の朝。昨晩の闇鍋のような状態から一転して、まぶしいぐらいに朝日の差すレストランで朝食を食べてから迎えを待つ。この日は、シュノーケリングがしたいという理由で、レンボンガン島へのビーチクラブクルーズというのに参加することにしたのだ。ホテルから小一時間ほどワゴン車に揺られて港に到着。昨日は到着してホテルに直行したので、他の観光客をほとんど見かける事はなかったのだが、この日は港で出発を待つ大勢の観光客がいた。どこの国の人が多いんだろうと見回してみると、思ったより白人が多いのが意外だった。英語の発音からしてオーストラリア人かなという感じがした。よくよく考えると、オーストラリアからだったら、日本から来るより近いのだから当たり前といえばそうなんだろうけどと納得。


ただ、この日もっと目立ったのは、日本人。運悪く日本の修学旅行の団体にぶつかってしまったようだ。引率の先生が大きな声で指示を出しているのが聞こえる。さらに某日系会社の添乗員さんが校名を書いた大きな紙を持っていたのですぐに分かった。関西地方の某S高校とでもしておこうか。

土井さん「今は、修学旅行でバリ島に来るのか。。。」

と思わず口に出してつぶやいてしまった。自分なんて、高校の修学旅行は京都・奈良だったのに。自分の海外デビューは20歳だったのに。とかいろんな思いが頭をよぎる。

・・・てか半分羨望だろうな(苦笑)。

そんなわけで、視界に入ってくるのが半分以上日本人という状態で船に乗り込む。海外に来た感ゼロである。船に1時間ほど揺られ、解錠ベースのような所に到着すると、さらに小舟に乗り換えて島に上陸する。修学旅行生たちが「この船私たち専用じゃないの?」みたいなことを言っていたが、聞こえないふりをしておいた。


泳げない・泳がない


何はともあれ島に到着して、浜辺でしばらく和んでいた。あらかじめツアーにはシュノーケリング用具の貸し出しは無料で含まれていたので、用具のレンタルの場所に向かう。小舟に乗ってしばらく行ったところにあるシュノーケリングポイントがあるらしい。そこで、ランラン(嫁・仮名)に声をかけてみたのだが、

ランラン「行がない。わだし泳げない」

とあっさり拒否。かといって、一人で行くわけにも行かないので、結局、目の前の小さなビーチの中をシュノーケリングするしかなかった(泣)。こうなるなら、泳げなくても潜れるやつを日本で予約しておけば良かった。。。という本日の反省点。いろいろ有料オプションはあるのだが、前日空港のATMで50万ルピア(5000円)しか下ろしてなかったのが痛かった(苦笑)。

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What time is it now?


その後、ツアーに含まれているバーベキューランチをハエを追い払いながら食べ、さらにのんびりとした後で、そろそろバリ島に戻る時間になった。更衣室でシャワーを浴びて着替えようかと思ったら、件の高校生たちが入れ替わり立ち替わり使っており、我々一般人が入り込む余地がない。

引率の先生「おまえら、時間足りなかったら水着のまま帰って良いんだぞ!」

という指導が入っていたものの、結局、高校生はすべて着替え、我々が着替えられずと言う訳の分からない展開になり、あえなく小舟の出発時間となってしまった。来るときと同じように、小舟でベースに行ってそこから大きな船に乗り換える。帰りの船の中では遊び疲れたのか、ほとんどの人がソファーに横たわって寝ていた。われわれの座っている隣のテーブルも、例の修学旅行生の一団がいたのだが、その中の1人が途中でむくりと起き出し、寝ぼけ眼で痛烈な一打を放ってきた。

高校生「What time is it now?」

その隣に座っていたのは、うちの父親(74歳)だったので、英語など分かるわけもなく、ポカーンとしている。よく分からんが、一応修学旅行の体をなして来ているので、誰かに英語で話しかけてみろという指導でも出ていたのだろうか?どう見ても日本人なので、日本語でどうぞと話しかけると、今度は父が今は日本時間で何時だとか、あとどれぐらいで付くとか回りくどく説明を始める。高校生の貧乏くじ引いた感半端ない表情が印象的だった。


目の前に広がる絶景と暗闇日本料理


船が港に着くと、ホテルへの送迎のワゴン車が待っていたので、そのままスムーズにホテルに帰着。まだまだ明るかったので、ホテルの周囲を散歩する。確かプールの向こうがビーチだったなと思い、ランランと連れだってビーチに出てみると、

ランラン「何のために船に1時間も乗った?」

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左右数キロにわたって見事な砂浜が広がっていたのだ。これは本当にぐうの音も出ない(笑)。船に1時間乗って猫の額のようなビーチで過ごすより、ホテル前のビーチでぽけーとしている方が何倍もリラックスできたはずだ。いろいろと反省の多い1日だなと思いながら、昨日の反省を活かして日本語メニューのありそうな日本料理のレストランで夕食を食べに行く。

・・・まさか、この日最大の失敗が待ち受けているとも分からずに(苦笑)。

出迎えた店員に説明を受ける。

店員「アラカルトは別に、Tokyo nightというイベントを実施しています。1人8品選べてxxxxxルピアとお得になっています。どちらにしますか?」
土井さん「じゃ、Tokyo nightで」

席に通されて、メニューを見ると、英語しか書いていない。わざわざ説明するのが面倒なので日本語メニューのありそうな店を選んだのに。。。ということで聞いてみる。

土井さん「日本語メニューないの?」
店員「アラカルトには日本語あるのですが、Tokyo nightは英語だけです。。。」

昨日以上に暗い場所でおいしいかおいしくないか分からない日本料理を食べてこの夜も更けていったのでした。

 

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<本日の反省点>
・ビーチクラブはそこでしか出来ないアクティビティを盛り込まないと意味がない。5ツ星ホテルはだいたい立地の良い場所にあるので、景色を見るだけでは損。現地で現金を使いたくないなら、日本でオプションを手配するべし。
・英語が出来ない人を連れて行く場合は、日本語メニューの有無を入店前に確かめるべし。日本料理だから日本語メニューがあるとは限らない。
・修学旅行生には近づくな←これは予期不能だけどねw

 

 

シゴトタビ 日経ビジネス インドネシア

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旅の指さし会話帳〈2〉インドネシア―インドネシア語 (ここ以外のどこかへ)

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バリ島旅行記(1) Big bossと呼ばれて 

すでに2ヶ月以上も経とうとしているのに、今更旅行記というのもアレなんだけど、備忘の意味も込めて何回かに分けて書いておこうと思う。

 

やっぱり羽田発直行便の存在は大きい

自分が上海で仕事を始めた頃は成田から飛ぶしかなく、途中から羽田直行便ができてなんて昔話をすると、何言っちゃってるの?と言われちゃうぐらいに羽田から海外に行くのが珍しくなくなった訳で、もう長いこと成田から飛行機に乗っていない。そんな今回も羽田出発のデンパサール行き直行便を選択。費用面からジャカルタ乗換も考えたんだけど、ジャカルタまでの飛行時間がデンパサールと大して変わらないのを考えると、乗り継ぎの意味もあまり意味なさそうということで決着。

 

ちなみに今回の旅は、我々夫婦+両親の4人という組み合わせ。我が家では毎年1〜2回家族旅行するのだが、国内もマンネリ気味ということで思い切ってバリ島にしたという事情があったりするのだ。ということで、いつものように羽田空港で一過集合というパターン。羽田デンパサール直行便は、(2014年12月のダイヤでは)11:45出発ということで、時間的に余裕があるのが嬉しかったりする。

 

そもそも年末年始でもない平日に、バリ島に行く人がそんなにいるのかと思ったら、ガルーダのチェックインカウンターに長蛇の列が出来たのにはたまげた(笑)。ほとんどの人が同じ旅行会社のタグをスーツケースにつけていたのは、ここだけの秘密である。

 

Big boss!!

自分自身も相当久しぶりな長時間フライトを経て、バリ島のデンパサールに到着。日本人も中国人もインドネシア入国に当たっては、到着ビザが必要というのはこれまでに書いたとおりで、費用は1人あたり35USD(2014年12月現在)。なぜか米ドルでしか受けてもらえないらしく、現地で米ドル現金が引き出せるか分からなかったので、(自分のポリシーには反するが)羽田で両替を済ませておいた。

 

入国検査場の手前にビザを購入する場所があった。他の人たちを見ていると、パスポートを見せながら、人数を告げてお金を払うようになっていたので、自分たち4人のパスポートを渡して、4人である旨を伝える。それにしても職員が何ともフレンドリー。一人ずつパスポート名前を読み上げてパスポートを返してくれるのだが、最後に残った自分のパスポートを返してもらうときには、なぜかBig Boss!!と呼ばれた。

 

そんな悪い気はしないなぁと思いながら、パスポートを受け取って先に進もうとすると、さっき自分のことをBig Bossと呼んだ係員が追いかけてくる。

 

係員「20ドル多かったよ」

 

と20ドル札を1枚返してくれた。羽田で両替したときにバリバリのピン札だったので、100ドル札1枚に20ドル札2枚を渡したつもりが、実際には20ドル札を3枚渡してたのだ。勝手にイメージで、この国ならラッキーと言わんばかりに取られてしまうとさえ思っていたので、意外すぎる反応にテンションが上がってしまった。

 

入国した後は、旅行会社の人にホテルまで送ってもらって、というのは前回のタイで経験済みのパターン。ただ、同じホテルに泊まる人は他にいなかったようで、ホテルに向かう車中は我々の貸し切り状態だった。

 

暗闇レストラン

ホテルに到着したのは午後7時過ぎ、ホテルも中心部とは言いがたい場所だし、勝手も分からないので、ホテルの中で夕食を食べることに。ひとまずイタリアンにするかという話となり、渡されたホテルの見取り図でその場所に向かおうとするが、どうにもこうにも見つからない。ホテルのスタッフに聞くと、いったん庭に出てから向かう必要があるらしい。日本だったら、案内版が出ていそうなものだが、そんな気の利いたモノもないし、全体的に照明が暗いのだ。

 

何はともあれ、なんとかレストランにたどり着いた。当たり前だが、メニューにはイタリア語と英語しか書いておらず、あまり冒険しすぎない程度にカルボナーラと野菜多めのパスタ(ジェノベーゼ?)を注文。運ばれた料理の味は文句の付けようがなかったが、如何せん照明が暗くて、正直闇鍋を食べているような気分だった。

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ちなみに、ケタの多いインドネシアの通貨。最後にもらったお勘定の金額に一瞬肝を冷やしたが、仕組みさえ分かってしまえばそんなに難しくない。

 

 

こんな感じで、バリ島初日の夜は更けていったのだった。

 

(そのうち続く)

 

 

 

 

バリ、神々の島 愛に恋い (DVDBOOK)

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SALも木から落ちる?

さて、前の記事で書いた日本から送ったSAL便、調査依頼請求を出した日本の郵便局からは何の音沙汰もないものの無事に1週間ほど前に到着したとのこと。そのあたりの顛末をまとめておこうと思う。

 

調査依頼請求は意味があった?

先日、郵便局で調査依頼請求書なるものを記入して提出したのだが、書類を見た感じではFAXでやりとりするもののように見えた。というのも、A4サイズ2ページほどの文書ではあったが、提出時には、1ページ目の上の方にある追跡番号、発送人、受取人などの情報を記入するだけでOK。それ以外の項目については、調査依頼を受けた国際交換局などが記入するようになっているようだった。最終的に色んな人たちがFormを埋めて帰ってきたところで連絡をくれるのだろう。

 

で、実際に音沙汰がなかったのだから、調査依頼請求を出すことに意味はあったんだろうか?と疑いたくなる。しかし、個人的には意味があったと考えている。その理由は、この請求を出して数日後に追跡サイトに情報が更新されたからである。

 

請求を出す前に中国の郵便局に問い合わせたところでは、上海から合肥に向けて出発した後に消息を絶ったことになっていたが、請求を出して数日後には、合肥ものと思われる郵便番号で「保管」というステータスが表示されるようになったのだ。つまり、合肥の国際交換局で2週間ほどほったらかしになっていたが、調査請求をもらって慌てて調べだして、ステータスを更新したというのが真相のようだ。

 

最後の一押しでやっと届く

しかし、それだけではブツは届かなかった。ダメ押しとして、中国側の郵便局に電話で問い合わせる必要があった。「この荷物、合肥で止まっているけどどうなってんの?」てな具合である。すると、その翌日に何事もなかったように荷物は届いたそうだ。もちろん、中の荷物もすべて無事である。

 

何はともあれ、めでたしめでたしである。

 

どうなる調査請求?

ちなみに、郵便局の追跡サイトでは、未だに「保管」となっているのだが、日本の郵便局が最終的にどのような回答をしてくるのか、個人的に楽しみにしている(苦笑)。

 

 

中国語ビジネス用語集 1772 〜仕事に役立つ貿易、財務、経済用語

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実践貿易中国語―すぐ役立つ貿易中国語会話

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中国嫁をインドネシアに連れて行こう

さて、このブログを放置すること3ヶ月。突然ではあるが、早めの冬休みをもらって、家族でインドネシアバリ島に行ってきた顛末を書いていこうかなと思う。

まずは、出発前までの話ということで。

 

大使館に電話して確認してください

中国嫁の場合、行く先は当然日本でのビザ取得が比較的容易な国や地域が候補となるのだが、中国在住の場合と異なり、日本在住で在留カードを持っている場合、そのハードル(難易度)は幾分下がるとは言え、ビザ取得までの期間を考えると、やはり東南アジア諸国が狙い目となる。そこに、一度行って見たいと思っていたハワイも加えて検討してみた。ただ、時期をずらした割にはハワイも年末と大して変わらない金額になりそうな事がわかり、最終的にはバリ島に落ち着いた。

 

バリ島(インドネシア)の場合、日本人でも中国人でも、到着ビザ(1人35米ドル)を購入すれば大丈夫そうだということを確認した上で、前回のタイ旅行と同じように、某H社の営業所にて申込に行ったのだが、ほぼお約束の対応をされる。

 

旅行会社「中国籍の方の場合は、念のためインドネシア大使館に電話で問い合わせて、到着ビザでも問題ないかを確認してください。その上で予約をお取りします」

 

こういうのを聞いて、イラッとしないと言ったらウソになるんだけど、リスクを取りたくないんだろうなというのが手に取るように分かったので、とりあえず呑み込んで翌日にインドネシア大使館に電話をかけて確認をしてみた。

 

本当は電話で問い合わせるまでもなく、インドネシア大使館のVISAの該当ページ(英語版)には、VISA on arrivalの対象国の中にChinaが入っているのだが、後々面倒くさいことになるのはイヤなので、聞くだけ聞いてみたのだ。

 

大使館「中国の人も大丈夫ですよ」

 

というたった一言の答えを引き出し、旅行代金の振り込みを終えた旨とともに旅行会社に伝えると、無事にフライトとホテルを押さえてもらい、あとはオプショナルツアーなどを考えながら、出発を待つばかりである。

 

(つづく)

 

 

D25 地球の歩き方 インドネシア 2014~2015 (ガイドブック)

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旅の指さし会話帳〈2〉インドネシア―インドネシア語 (ここ以外のどこかへ)

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SAL便で荷物を送り行方不明に

海外に荷物を送る機会がある人というのは、そう多くないと思うが、うちのランラン(仮名)のように日本に嫁いできた中国嫁の場合、中国にいる家族親戚から日本品質の品物を多少割高になってもいいから送ってくれというような感じで、日本から中国に荷物を送ることがちょくちょくあると思う。ランラン本人も年に1〜2回の帰国時の制限いっぱいまでハンドキャリーしているとは言え、それだけでは不十分な事も多いらしい。

 

我が家の場合、今年6月に弟夫婦に今年赤ちゃんが生まれた関係で、赤ちゃん用品を9月に船便で送ることになった。その時は1ヶ月強で現地に届き、彼らも喜んでいたということで、今回は船便よりももう少し早く届くSAL便を使ってみようとなったのが、今回の話の発端である。

 

店頭から消えた○リーズ

赤ちゃん関連の消耗品と言えば、真っ先に紙オムツが頭に浮かぶと思うが、大都市周辺の量販店などを訪れると、某○王○リーズというオムツが棚に陳列されていない、もしくは1人様1点までというような販売数制限を見たことがないだろうか?実際我が家周辺の量販店は、ほぼすべての店で上記のいずれかの対応を取っており、店員に在庫を確認してもらい、かつ1人1つまでというような制限がかけられている。

 

この販売制限について、中国人が買い占めて送っているという噂なりテレビ報道を見たことがあるかも知れないが、ほぼ事実だと思う(笑)。試しに中華街などで配られている華字紙に目を通してみると、「○王○リーズ高値買い取ります! 090-xxxx-xxxx」みたいな広告が相当数載っている。これは中国で現地生産品を買うと日本で買うより3ー4割値段が高い事に起因しているらしい。

 

この話を始めて聞いたときには、まだ1元=15円以下の頃だったのだが、そこに追い打ちをかけるように中国元が日本円に対して高くなっており、今や1元=20円である。ここまで来ると、仮に送料を考えても日本で買っておくってもらう方が割安とさえ言えるのかも知れない。

 

仮に原料不足とかなどが原因なら、他のブランドも販売制限がかかっても良さそうなモノである。現地では、同じ外資系オムツのパン○ースの評判はあまり良くないらしく、○王に人気が偏っているという話を聞くに付け、やはり中国人原因説を信じざるを得ないのである(笑)。

 

SAL便で送ったモノ

少し話が逸れたが、今回は離乳食を中心に送ることにした。紙おむつも送ったが、○王ではない別のブランドのものを1つだけににした。入手しようとすれば出来たが、他の日本製でさらに割安のものがあり、それを試してもらおうというランランの魂胆らしい。

 

何はともあれ、11月18日に近所の郵便局でSAL便での発送手続きを行った。ちなみに、SAL便というのは、発送元と到着先の国内での扱いは船便と基本的に同じだが、船の代わりに航空貨物便の空きスペースを利用する事で、配達までの期間を短縮できるというメリットがあり、価格も航空便と船便の間ぐらいで、中国へはだいたい2週間ほどで届くらしい。

 

動かぬ荷物

当初、荷物は順調に運ばれて、発送から6日後の11月24日には上海の国際交換局に到着したという記録が更新された。これは思ったより早く届きそうだと思っていたのだが、それ以降、ぱったりと追跡情報が更新されなくなった。しびれを切らした義妹(弟の嫁)が中国の郵便局に問い合わせたところ、こんな回答を得たそうだ。

 

中国郵政「荷物が上海から合肥に向けて出発したことまでは分かったが、それ以降は分からない。日本の郵便局に問い合わせて欲しい」

 

中国らしいと言えば、それまでだが何とも頭の悪い回答である。中国国内で行方不明になったのを認めつつ、日本の郵便局に問い合わせろって。。。仕方なく、日本の郵便局に問い合わせてみると、

 

日本郵便「発送した郵便局で、調査請求をしてください」

 

とのこと。仕方なく郵便局に出向いて、電話で問い合わせたら調査請求をしろと言われたので、やってきた旨を伝えると、何やら紙に記入させられて、調査結果は30日ぐらい掛かるかも知れないと言われたのがこれまでの経緯である。

 

荷物は本当に消えたのか?

正直言うと、発送からまだ1ヶ月弱なので、行方不明確定とまでは言い切れない部分もある。ただし、前回は船便で1ヶ月、しかも上海を出てからは翌々日に配送された事を考えると、 異様に時間が掛かっていることは否定できないと思う。

 

こればかりは待つしかない。今後の顛末は、こちらで紹介しようと思う。

 

 

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外国為替の実務 (日経文庫)

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