中国嫁のトリセツ

中国人の嫁をもらって気がついたことなどをツラツラと書いています。

胸が痛むとき?

前にも書いたと思うが、うちの嫁(ランラン)は1980年代初頭の生まれで、いわゆる「八〇后」世代である。自分が上海に住み始めた頃は、よくこの「八〇后」というキーワードが若者の象徴のように使われていたのを覚えている。日本でもかつて「新人類」というキ…

中国嫁の夫の中国語力(2)

さて、前の記事からずいぶん時間が空いてしまい、前に何を書いたかすらあまり覚えていないのだが、中国嫁の夫の中国語力というタイトルなので、一番新しくてリアルな結果をここに晒しておこうと思う。 2014年3月23日に実施された中国語検定の結果だ。 見事に…

中国嫁の夫の中国語力(1)

中国嫁が日本に滞在する場合、最も一般的なものは「日本人の配偶者等」という身分で滞在許可を取る事になると思う。一部、仕事をしている場合など、いわゆる就労ビザを取得して滞在というケースもあるかもしれないが、転職だとか職を失った場合など、いろい…

面白いの松本さんの下で待ってます

これは、1回目の中国駐在終了前、正月に一時帰国した時の話である。2度目の日本滞在となったうちの嫁(ランラン)が、渋谷界隈で友人と遊ぶというので、家に帰る時に渋谷まで迎えに行くことにした。その時は、一時帰国中ということもあり、千葉の実家に戻る必…

Lost in translation

先日、目に違和感があるというので、うちの嫁(ランラン)を家の近所の総合病院に連れて行った。病院などに行く時は、基本的には初診の時だけは同行するようにしている。 受付を済ませて眼科に通され、診察の前に視力などの検査を受けていたのだが、そこに車椅…

ペットちゃん用

うちの嫁(ランラン)は安い物に目がない事は、これまでにも書いていると思う。都内某所の某安売り洋品店(テレビでも紹介されていた)には、すっかり顔なじみの様子で、たまに洋服を買っては、さらにおまけでもう1枚もらってきたりしている。本人にとって、いか…

名前と生年月日が2つずつ

うちの嫁(ランラン)は80年代初頭の生まれなので、中国で言うところの「八〇后(80年代生まれの総称)」に一応該当する。その当時のお役所仕事がいい加減なせいで、多少面倒なことが起きているというのが今日の話である。話をややこしくしている原因はいくつか…

爪に火をともし。。。

日本では大学の合格発表のシーズンの最中。先日も嫁(ランラン)と散歩していると、若い女の子とが父親と見られる中年男性と一緒に不動産屋に出入りする様子を見かけた。「東京の大学に進学が決まり、お父さんと部屋探しをしているんだと思うよ」と、ランラン…

お年玉は8万3000円?

中国で生活したことがある人なら、日本のテレビで、中国について取り上げられているのを見ると、なんとも言えない違和感を覚える事が多いと思う。言葉で説明するのは難しいが、「中国は○○だ」と一面的に取り上げられると、「そうじゃないんだよな」と言いた…

ニセモノに注意

中国で暮らしている中国嫁を貰った日本人たちの間に「老公会」という組織というか集まりがあるという話を聞いたことがある。自分の場合、会社にも自宅の周辺にも日本人が少なかったので、そのような会合に参加したことはないが、同じ境遇に置かれた者同志、…

計画性はありません

日本にも帰省ラッシュはあるが、中国の春節(旧暦の正月)前後に起こる民族大移動(通称 春運)に比べればかわいいものだ。この時期に、上海駅やその待合室にあふれる人、人、人を見たら、普通の日本人なら恐怖感を感じると思う。だいぶ航空機が幅を利かせて来た…

目立ったモン勝ち

中国のテレビ局で流行っている「お見合い番組」をご存じだろうか?元祖はどの局のものだか分からないが、湖南、江蘇、上海などさまざまな電視台で放送されていて、簡単に言ってしまえば、1人の男性を20-30人の女性が品定めするという形式である。男性が登場…

バーバーランラン

上海に滞在中、うちの嫁(ランラン)と暮らすようになるまでは、いわゆる日系美容室で髪を切ってもらっていた。あちらの価格体系はある意味わかりやすくて、日本人美容師が切る場合は倍額てな具合になっている。自分の場合は、単にカットしてもらっていただけ…

冷たいものは飲まない

例えば中国のレストランでビールを注文するときに、「冷たいの!」と注文しないと、室温にぬくめられた瓶ビールが出てくる。そのぐらい、中国人には冷たい飲み物を忌み嫌う傾向がある。確か2008年か2009年頃に、会社の同僚たちと日本料理店に行った事がある…

世界は広い、世間は狭い

自分の勤めている会社のお客様は企業様なので、時々お客様のところにお邪魔することがある。その日に限っては、スーツを着て出陣するので、うちの嫁(ランラン)には、家を出るときにその日は客先に向かう事を伝えているのだが、先日こんな事があった。 土井さ…

ホコリいぱいよ

最近中国デビューした方には分からないかもしれないが、中国というのはやたらに埃っぽく感じる。自分は北京オリンピックの前年(2007年)から上海万博後の2011年まで上海に住んでいたので、どこに行っても工事ラッシュだったし、2度目の滞在(2012-2013年)も何…

安いことは良いことだ

例えば海外に行ったときに買い物をしようとした時、現地通貨から自国の通貨にざっくりと換算してみて、それが高いか安いかと判断するのは誰にでもある事だと思う。自分も中国で生活しているときには、「うわ安っ!」と思ったり、逆に「これなら日本の方が安…

いいまつがい

日本語という言語は、なんでもカタカナ語にして取り入れてしまう。海外から新しい概念なりを取り入れて来ると、それがそのままカタカナにして使うので、日頃の会話ではカタカナ語があふれる(特にIT業界w)のだが、それが中国人からするとやはり変らしい。確か…

中国の方言

自分が中国語学習を始めた10年ぐらい前は、PCに中国語入力環境を用意するだけでも結構大変だったのだが、今はGoogle Pinyinみたいに、無料でダウンロードできるツールがある。このGoogle Pinyin。こんなオプションがあるのをご存じだろうか。 これは「あいま…

お寺の参り方

上海には静安寺という有名なお寺があって、地下鉄の駅の名前にもなっているぐらいなので、日本人でも行ったことがある人は多いと思う。日本のお寺と違って、屋根が金色に輝いていたりして、少し派手な印象がある。お参りのスタイルも少し違って、まずはお線…

瞬間湯沸かし器

個人の性格に関わることなので一概に言えないのは重々承知している。でも敢えて言いたい(笑)。中国で滞在中に町中や商店などで激しい口論をしている人を見かける頻度から言うと、日本人よりも中国人の方がキレやすいというか、感情を表に出して怒りを表す事…

おつかれちゃん

中国語には、日本語ほど厳格な敬語表現はない。もちろん丁寧な表現はあるが、日本語ほど厳格ではないと思う。うちの嫁(ランラン)も、上海で日本語学校に通っている際に、敬語表現なるものを学んでいるはずだが、その後、あまり使う機会がないこともあり、具…

「着たら洗う」は洗剤メーカーの陰謀?

上海で仕事をしている時のこと。中国人の同僚(特に男性)の服装を見ていると気がつくことがある。同じ服を2日、3日と連続で着てくる人を結構見かける。もちろん、毎日こぎれいな服を着てくるオシャレに気を遣っている男性もいるが、一定の割合でこの「連投が…

温かくなければご飯じゃない

我々が小学校に上がる前ぐらいの頃(35年くらい前)は、お弁当箱がアルミ(アルマイト)製で、冬場になるとストーブのそばにお弁当箱を温める専用の場所があって、あたたかいお弁当が食べられたような記憶がわずかに残っている。とはいえ、日本人なら弁当が温か…

ひとりでできるもん

中華圏で新年を祝う春節も2月14日の元宵節(旧暦1月15日)をもって一段落する。元宵節には湯圓(タンユエン)というスープに入った団子を食べるのが恒例となっている。イメージ的には白玉団子の中に黒ごまペーストが入っていて、ゆで汁と一緒に食べるような感じ…

オクターブ上を行く

今日はいきなり脱線する。まだ中国大陸と台湾の間の直行便が解禁されて間もない頃、初めて台湾の某航空会社(たぶん中華航空だったと思うが、確証がない)を使って、上海から台北まで行ったことがある。本当に解禁間際で上海から香港上空まで飛んで、そこからU…

輻射という便利な?言葉

日本人は、フクシマの事故以降は特に「放射能」という言葉に敏感になったと思う。原子力発電所に対していろいろな意見があるのも、それもこれも放射能のせい。しかし、放射能について中国人が語るときに「放射能(fangsheneng)」という単語を少なくとも一般人…

テレビに出演?

ランランの職場で扱う商品が、某テレビ番組で取り上げられることになり、ある日取材に来たそうだ。お店の責任者である社員の方がインタビューを受け、放送日が決まったらお店にFAXを送って知らせてもらえる事になったらしい。 あれから、テレビの放送はどう…

病院の通い方

中国の場合、病院はすべて先払いで、医療費が払えない場合は門前払いである。まずは番号をもらうために診察費を払うのだが、上海人(上海に戸籍のある人)か否かで値段が違ったりする。例えば(中国人が大好きな)点滴を受けるとか、何か検査を受けるという場合…

高しっぽ山

例外はあるが、中国語の漢字の読みというのは1種類であることが多い。一方で、日本の漢字はたいてい音読みと訓読みがあり、特に人名や地名の場合はどう読むのが正しいのかというのは、判断するのが難しい。先日もこんなことがあった。 土井さん「今度、高尾…