中国嫁のトリセツ

中国人の嫁をもらって気がついたことなどをツラツラと書いています。

革ジャン

ランランは、某テイクアウト系飲食店でアルバイトをしている。同僚にはランランと同じような中国人嫁もいるが、場所柄か日本人アルバイトは若い学生さんが多い。シフトの関係で一回り下ぐらいの女子大生と組んだりすることもあるらしいのだが、ランランとの会話の中でよく登場するのが川ちゃんという元気な女子大生。仕事中に、こんな会話があったらしい。

 

川ちゃん「ランランさん、旦那さんにサプライズしてもらったことないですか?」

ランラン「さぷらいず?」

・・・・

 

帰宅後に夕食を食べていると、突如こんな事を聞かれる。

 

ランラン「さぷらいず是什么?」(サプライズって何?)

土井さん「びっくりさせることでしょ。」

ランラン「お、びくりか」

 

ランランが日本語を発音すると、基本的に、小さい「っ」と長音「-」は脱落するのでこうなる。それはさておき、こんな事を言い放つ。

 

ランラン「あなだ、全然サプライズない。一点也没有浪漫!」(全然ロマンチックじゃない)

 

おそらく川ちゃんは、"プロポーズされたときにサプライズな演出があったのか"と聞きたかったようだ。おそらく、かわいい花嫁を夢見ているであろう女子大生らしい質問な訳だが、その川ちゃんの説明を聞いて、ランランの中では"サプライズ = ロマンチックなプロポーズ"と理解していたらしい。恥ずかしながら、我ら夫婦にここに書けるようなプロポーズ的なものがあったかどうか、覚えていない(家に勝手に転がり込んできたような気がするw)が、職場で新しい日本語(サプライズは英語だけど)を覚えてきて、その意味を確認するという作業が週に何回か発生している。

 

本当は日本語学校にでも行けば良いと思うのだけど、ランランは座学が嫌いなので、こういう形で日本人とコミュニケーションしながら覚える方が向いているようだ。

 

ちなみにタイトルは、ランランが「川ちゃん」と発音するときに、「革ジャン」にしか聞こえないからだ。濁音の使い分けも中国人の日本語学習者を悩ませるポイントだったりするのだ。