中国嫁のトリセツ

中国人の嫁をもらって気がついたことなどをツラツラと書いています。

中国人は貧乏?

うちの親ぐらいの世代だと、中国とかフィリピンなどの発展途上国から嫁をもらうと、家の財産を嫁に全部吸い取られると思っているらしい。うちの親も口には出さなかったが、そのぐらいのことを思っていたとしても何ら不思議ではない。では、実際はどうなのかというと、もちろん生活費は渡しているが、財産は個別管理としているので、吸い取られているという感覚は全くない。というか、持っている金融資産の量も、おそらくランランが中国時代に積み上げたものの方が多いぐらいだろう。(財産総額は、マンションがあるので自分の方が多い!と名誉のために書いておくw)

 

一人あたりGDPが日本の1/10の中国でそんなことが可能なのか?結論から言っちゃうと、都市部で働いている人なら可能です。仮に中国での給料が、日本人の1/2~1/3であっても、お金を使わないことの才能が半端ないので、ランランのように結構ため込んでいる人も多いはず。最近では、中国で大学を出ても仕事にありつけない蟻族という人たちがいるという話も聞くが、それはランランよりももう少し下の年代の人ではないかと思う。1980年前後に生まれたランラン世代は、実は中国の経済成長をもっとも享受した世代なのかもしれない。

 

ところで、ランランの知り合いに、同じく数年前に日本人と結婚した中国人がいるのだが、結婚の挨拶に日本人の旦那さんの実家に行ったら、ご両親から「うちの財産はあげませんよ」とあからさまに嫌悪感(警戒感かな?)を示されたらしい。もちろん結婚する手前、その知り合いはぐっと言葉を飲み込んだそうだが、内心では「何言ってるの?私の方が彼より財産持っているわよ」と思ったそうである。ちなみに、その彼女は財テクが趣味らしいので、聞いてびっくりするような財産を築いていたらしい。

 

こんな感じで、中国人だからといって日本人よりも貧乏だと思い込むのは稚拙である。ここで言うまでもなく、近年中国人観光客が日本に来て派手に買い物する様子を報道などで知った人も多いと思うので、感覚的にも理解いただけると思う。

 

 

 

 

北京大学 中国経済講義

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中国経済の真相

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