中国嫁のトリセツ

中国人の嫁をもらって気がついたことなどをツラツラと書いています。

高しっぽ山

例外はあるが、中国語の漢字の読みというのは1種類であることが多い。一方で、日本の漢字はたいてい音読みと訓読みがあり、特に人名や地名の場合はどう読むのが正しいのかというのは、判断するのが難しい。先日もこんなことがあった。

 

土井さん「今度、高尾山行こう」

ランラン「タカオサンには何がある?」

土井さん「そりゃ山でしょ。電車で1本で行けるし景色も良いよ」

ランラン「そうか」

 

日を改めた別の日のこと。

 

ランラン「さっき電車に乗ったら、"高しっぽ山"だった」

土井さん「たかしっぽやま?」

 

一瞬、何のことだか分からなかったが、2秒ほど考えてやっと分かった。

 

土井さん「それ、タカオサンって読むの」

ランラン「あなだ、こないだ言っていた山のことか」

 

中国人は漢字の国の人だからと油断してはいけない。特に日本語が発展途上の場合、1つの漢字に複数の読み方がある事は知っていても、そのすべてを知っているとは限らないのだ。場合によっては音も訓も分からずどう読むかNo ideaの場合だってある。これによって「タカオサン」とランランが言うところの「高しっぽ山」が同じ高尾山を指している事に気づかずに数日過ごしていたわけだ。

 

これ以外にも、「渡部さん」という名字をどう発音するか話題になったときも、こんな会話があった。

 

ランラン「"わたなべ"はなんと読む?」

土井さん「どの字?渡(Du)什么?渡边(dubian)还是渡部(dubu)?」

ランラン「渡部(dubu)」

土井さん「"わたべ"が多いかな。"わたなべ"って読む人もいるね」

ランラン「どっちでも良いって事か?」

土井さん「そうじゃない。家によって違うということ」

 

こんな感じで、我が家では地名や人名を確認するときは、日本語読み+中国語読みを両方読み上げることにしている。そうしないと、お互いどこの地名なり人の話をしているのか一致していない可能性があるからだ。一見面倒なようだが、日本語も中国語も同音異義語が多いので、この方法の方が逆に手間が省けたりする。

 

 

るるぶ高尾山 (国内シリーズ)

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詳細コースガイド 高尾山 (山と高原地図)

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