中国嫁のトリセツ

中国人の嫁をもらって気がついたことなどをツラツラと書いています。

ひとりでできるもん

中華圏で新年を祝う春節も2月14日の元宵節(旧暦1月15日)をもって一段落する。元宵節には湯圓(タンユエン)というスープに入った団子を食べるのが恒例となっている。イメージ的には白玉団子の中に黒ごまペーストが入っていて、ゆで汁と一緒に食べるような感じだろうか。今年の春節は帰国できなかったうちの嫁(ランラン)も、この湯圓だけは食べると数日前から息巻いていた。

 

中国のスーパーでは、この時期冷凍湯圓の特売セールなんかもやっているぐらいメジャーなのだが、ここは日本。同じモノは中国食材スーパーぐらいでしか扱っていない。我が家の近くだと新宿区の大久保界隈あたりになら売っているだろうということで、ランランは仕事の後に大久保に向かう事にしたという。大久保界隈にはもう何回も行っているのだが、ランランの勤務先からは直接行ったことはない。それでも、行き方はスマホに入っている乗り換え案内を使うから心配ないという。とりあえず、"山手線に乗って新大久保で降りれば良い"と伝え、本人も分かったと言っていた。

 

その日の夕方、LINEにメッセージが入ってきた。(実際には中国語でのやりとり)

 

ランラン「大久保には新宿から行く?中野から行く?」

 

さっきも書いたように、ランランの職場からだと、山手線に乗り換えて新大久保で降りれば良いだけなので、新宿や中野に回る必要はない。なんか変な質問だなと思いつつ、

 

土井さん「どっちからでもOK」

 

という返事をしたところ、以下のような返信が返ってきた。

 

ランラン「面倒くさい」

 

この人が、こういうことを言うときはすでに諦めた証拠なのだが、念のため朝教えたとおりに、

 

土井さん「山手線で新大久保に行けばOK」

 

と返したが、その後返信は返ってこなかった。やっぱり大久保行きは諦めたらしい(苦笑)

 

 

その後、自分も仕事を終えて帰途についた。途中でふと笹塚にある台湾物産館になら置いてあるかもしれないと思いつき、少し回り道になるが寄ってみることにした。すると想像していたとおり、1種類だけではあったが冷凍湯圓が置いてあった。一応ランランもどこかで見つけて買っている可能性もゼロではなかいと思ったので、その写真を撮ってLINEで送ってみた。

 

土井さん「これ買う?」

ランラン「1つ買ってきて」

 

今までで一番速い返信だった(笑)。そこまで湯圓を渇望していたのかい?

 

去年上海で買ったのとは5倍以上の価格差があったが、こうして無事に湯圓をゲットすることに成功して帰宅した。

 

家に帰った後、不可解なLINEメッセージの理由を聞いてみると、こんなことを言う。

 

ランラン「あなだの言った方法ない」(乗り換え案内で出てこなかったの意)

 

朝の時点で「山手線で新大久保駅」と伝えたのに、乗り換え案内で「大久保駅」で探していたらしい。東京以外の人にはイメージが付きにくいかもしれないが、総武線直通の各駅停車が止まる大久保駅と、山手線が止まる新大久保駅があり、両者は歩いて5分もかからないような場所にある。しかし、ランランは大久保駅で探してしまったために、中野か新宿にいったん出るルートが出てきてがために、混乱して行くのをやめたらしい。

 

土井さん「前に大久保行ったときに、駅が2つあったでしょ?1つが大久保駅、もう1つが新大久保駅

ランラン「お」

 

言いたいことは言い放つが、人の話を聞いているようで聞いていないのは、この人の特徴である。

 

 (てか、アマゾンで買えるのね。。。)

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