ホコリいぱいよ
最近中国デビューした方には分からないかもしれないが、中国というのはやたらに埃っぽく感じる。自分は北京オリンピックの前年(2007年)から上海万博後の2011年まで上海に住んでいたので、どこに行っても工事ラッシュだったし、2度目の滞在(2012-2013年)も何を思ったか、家の前が再開発プロジェクト絶賛実行中で、どこに行っても土埃舞うという表現がぴったりだった。さすがに高層階に住んでいたので、家の中が目に見えて土埃にまみれるなんて事はなかったが、それでも家の中が何となくホコリっぽいと感じたことは日常茶飯事のようにあった。
上海で住んでいた家は、フローリングと一部(人工)大理石張りだったのだが、ほとんど毎日のように、うちの嫁(ランラン)は
ランラン「ホコリ、いぱいよ」("いっぱい"の意)
と半ギレになりながら、モップを持ち出し必死にフローリングを掃除するのがいつもの光景だった。
さて、日本に帰ってきて、さすがにどこもかしこも工事中という事はなくなり(でも6年後にオリンピックあるねｗ)、もう少なくとも、毎日のように掃除する必要はないと、(個人的には)思っていたのだが、この人にとっては違うようで、
ランラン「ホコリ、いぱいよ」("いっぱい"の意)
と言いながら、暇を見付けてはモップを持ち出して掃除を始める。日本は日本で、土埃はなくても綿埃てきなものはたまるし、中国の家は半土足なのに対して、日本の場合は床に座ることもあるので、中国にいるときよりも神経質なぐらいに掃除をするようになった。最近でも、こんな事があった。
ランラン「ホコリ、いぱいよ」("いっぱい"の意)
土井さん「これから食事なんだから後でいいじゃん」
ランラン「だめよ。今やるよ」
食事を作り終わって、食べ始める前にモップで床を拭き始めたのだ。
・・・こんなタイミングで掃除をしたら却ってホコリが舞って、食べ物に入りそうなのが気になるのだが(苦笑)
