よっオトコマエ! - タイ旅行記(1)
これから数回にわたって、今回の旅行の様子を書き綴ってみたいと思う。もちろん、当ブログ「トリセツ」的には、中国嫁meetsタイランドという視点を出来るだけ入れてみようと思う。
参加したツアーについて
今回我々が参加したツアーは、いわゆる航空券+空港送迎にホテルが組み合わさったミニマムなプランとなっていた。旅程としては3泊5日。羽田空港を日付が変わった直後の深夜便で出発して、翌早朝に現地到着、ホテルに3泊した後、最終日の朝にバンコクを出発して日本に帰国するというものだった。
今回利用した旅行会社(H社としておこう)は、現地でも強力な支店網を形成しているようで、日本人旅行者としては、きわめて便利だった。行く先々で、この会社のユニフォーム(ポロシャツ)を来たツアコンの人を多く見かけ、少なくともタイ(バンコク周辺)においては、老舗の某社(J社)を圧倒しているように見えた。
初日からアクティブに
早朝に空港に到着し、そのまま送迎のバスに乗ってホテルにチェックインしたのが、午前7時前。自分は飛行機の中で寝れないタイプなので、ホテルで2時間ほど仮眠を取ってから初日の観光に向かった。初日はオプショナルツアーを入れておらず自由行動なのだが、最初から行くところは決めていており「王宮寺院地区」と呼ばれるエリアに向かった。ホテルの近くにBTSの駅があり、それを乗り継いで船着き場へ向かい、150バーツの1日乗船券を持って川を遡る。ベタに王宮、ワット・アルン、ワット・ポーという超定番スポットを廻ったのだが、そこら辺の見所的な詳しい話は、このブログでは書かないので、各種ガイドブック等を参照して欲しい(笑)。
ノンネイティブ同士が話すとこうなる
有名観光地周辺にはおかしな人が集まるのは、万国共通なのだが、いくつか面白いエピソードに遭遇した。
最初は、タイシルクに油絵でペインティングした土産物を売るオッちゃん。中国と違い、面白いように英語が通じる(観光地に限ってだとは思うが)ので、いろいろな情報が耳に入ってくる。何の証明に使うのかしらないが、首からぶら下げたIDカードを見せた後、膨大なサンプルを見せてきて、「本当は1500バーツだけど、あなた方だけ特別に500バーツ!」てな売り方をしてくる。ただ、モノがいかにも雑な作りなので、その場を立ち去ると、追いかけてきながら、
オッちゃん「いくらなら買う?400?300?200?いやもう100バーツでいいよ!」
などとおっしゃる。買わなくて正解だったようだ(笑)。
また、こんな事もあった。土産物店の前を通りかかると、ランランに声をかける店員が。その場では声は聞こえなかったが、後になって、こんな会話が。
ランラン「オトコマエって何?」
土井さん「帅哥的意思」(イケメンという意味)
ランラン「さっきの人(お土産売りの人)、わだしにオトコマエって言った」
土井さん「。。。。」(その場で笑い転げそうになる)
自分以外に、うちの嫁のオトコマエっぷりを見通すとは、さすがの眼力だと思ったかどうかはさておき、他の日本人観光客に間違って教わった日本語を使うあたりが何とも言えない。
そういえば雨期のタイ
9月のタイは季節的には雨期になるのだが、今回の旅行で雨に降られたのは1回だけ。初日の夕方だけだった。夕方のラッシュ時に重なり、満員の船に乗ってターミナルに戻ってから、さらにBTSを乗り継いで、ホテルの最寄り駅に着いたら見事にスコール。雨に濡れる事はなかったが、仕方なく駅に直結しているショッピングモールに雨宿りで入り、そのまま地下のフードコートで夕食を取った。
後で知ったのだが、このショッピングモールはバンコクでも比較的新しい(てかまだ外装工事中)ということで、オープン前の時期に来ていたら、雨でずぶ濡れになりながらホテルに帰るしかなかったのである。
ところで、タイ料理に関する基礎知識がなかったランランは、上のような料理を食べながら、
ランラン「このモヤシ、生じゃないか。あの人たち料理するの忘れたんじゃないか?」
というような反応をする。日本人だと、日本にいながら各国の料理を食べる機会があるので、余り驚かないが、ランラン的には食の常識を覆されたような感覚に襲われたらしい。
(つづく)