中国嫁のトリセツ

中国人の嫁をもらって気がついたことなどをツラツラと書いています。

バリ島旅行記(1) Big bossと呼ばれて 

すでに2ヶ月以上も経とうとしているのに、今更旅行記というのもアレなんだけど、備忘の意味も込めて何回かに分けて書いておこうと思う。

 

やっぱり羽田発直行便の存在は大きい

自分が上海で仕事を始めた頃は成田から飛ぶしかなく、途中から羽田直行便ができてなんて昔話をすると、何言っちゃってるの?と言われちゃうぐらいに羽田から海外に行くのが珍しくなくなった訳で、もう長いこと成田から飛行機に乗っていない。そんな今回も羽田出発のデンパサール行き直行便を選択。費用面からジャカルタ乗換も考えたんだけど、ジャカルタまでの飛行時間がデンパサールと大して変わらないのを考えると、乗り継ぎの意味もあまり意味なさそうということで決着。

 

ちなみに今回の旅は、我々夫婦+両親の4人という組み合わせ。我が家では毎年1〜2回家族旅行するのだが、国内もマンネリ気味ということで思い切ってバリ島にしたという事情があったりするのだ。ということで、いつものように羽田空港で一過集合というパターン。羽田デンパサール直行便は、(2014年12月のダイヤでは)11:45出発ということで、時間的に余裕があるのが嬉しかったりする。

 

そもそも年末年始でもない平日に、バリ島に行く人がそんなにいるのかと思ったら、ガルーダのチェックインカウンターに長蛇の列が出来たのにはたまげた(笑)。ほとんどの人が同じ旅行会社のタグをスーツケースにつけていたのは、ここだけの秘密である。

 

Big boss!!

自分自身も相当久しぶりな長時間フライトを経て、バリ島のデンパサールに到着。日本人も中国人もインドネシア入国に当たっては、到着ビザが必要というのはこれまでに書いたとおりで、費用は1人あたり35USD(2014年12月現在)。なぜか米ドルでしか受けてもらえないらしく、現地で米ドル現金が引き出せるか分からなかったので、(自分のポリシーには反するが)羽田で両替を済ませておいた。

 

入国検査場の手前にビザを購入する場所があった。他の人たちを見ていると、パスポートを見せながら、人数を告げてお金を払うようになっていたので、自分たち4人のパスポートを渡して、4人である旨を伝える。それにしても職員が何ともフレンドリー。一人ずつパスポート名前を読み上げてパスポートを返してくれるのだが、最後に残った自分のパスポートを返してもらうときには、なぜかBig Boss!!と呼ばれた。

 

そんな悪い気はしないなぁと思いながら、パスポートを受け取って先に進もうとすると、さっき自分のことをBig Bossと呼んだ係員が追いかけてくる。

 

係員「20ドル多かったよ」

 

と20ドル札を1枚返してくれた。羽田で両替したときにバリバリのピン札だったので、100ドル札1枚に20ドル札2枚を渡したつもりが、実際には20ドル札を3枚渡してたのだ。勝手にイメージで、この国ならラッキーと言わんばかりに取られてしまうとさえ思っていたので、意外すぎる反応にテンションが上がってしまった。

 

入国した後は、旅行会社の人にホテルまで送ってもらって、というのは前回のタイで経験済みのパターン。ただ、同じホテルに泊まる人は他にいなかったようで、ホテルに向かう車中は我々の貸し切り状態だった。

 

暗闇レストラン

ホテルに到着したのは午後7時過ぎ、ホテルも中心部とは言いがたい場所だし、勝手も分からないので、ホテルの中で夕食を食べることに。ひとまずイタリアンにするかという話となり、渡されたホテルの見取り図でその場所に向かおうとするが、どうにもこうにも見つからない。ホテルのスタッフに聞くと、いったん庭に出てから向かう必要があるらしい。日本だったら、案内版が出ていそうなものだが、そんな気の利いたモノもないし、全体的に照明が暗いのだ。

 

何はともあれ、なんとかレストランにたどり着いた。当たり前だが、メニューにはイタリア語と英語しか書いておらず、あまり冒険しすぎない程度にカルボナーラと野菜多めのパスタ(ジェノベーゼ?)を注文。運ばれた料理の味は文句の付けようがなかったが、如何せん照明が暗くて、正直闇鍋を食べているような気分だった。

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ちなみに、ケタの多いインドネシアの通貨。最後にもらったお勘定の金額に一瞬肝を冷やしたが、仕組みさえ分かってしまえばそんなに難しくない。

 

 

こんな感じで、バリ島初日の夜は更けていったのだった。

 

(そのうち続く)

 

 

 

 

バリ、神々の島 愛に恋い (DVDBOOK)

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