ペットちゃん用
うちの嫁(ランラン)は安い物に目がない事は、これまでにも書いていると思う。都内某所の某安売り洋品店(テレビでも紹介されていた)には、すっかり顔なじみの様子で、たまに洋服を買っては、さらにおまけでもう1枚もらってきたりしている。本人にとって、いかに割安で手に入れるのかというのが、一種の競技のようになっており、家に帰って来るなり、
ランラン「これいくらだと思う?」
土井さん「800円」
ランラン「残念。あと3回チャンスあげる」
てな話が展開されていたのだが、今となっては、もう値段はわかりきっているので、
土井さん「どうせ500円でしょ?」
ランラン「そうじゃなくて、いくらに見えるかを聞いてる」
というような感じで、いかにお買い得だったのかを自慢するのが日課となっている。ただし、老婆会の仲間には、イマイチ評判が悪いらしく、
老婆友「もうちょっと良いの買えば?」
と言われるので友人たちに自慢するのは自重しているようだ。
ところで先日、ランランが料理を作ろうと、とある肉のパッケージを冷蔵庫から取り出して持ってきた。
ランラン「これどうやって作る?」(調理法を尋ねているつもり)
・・・パッケージを見て、リアルに腰が抜けた。なんとそこには、
××肉(ペットちゃん用)
と書かれているではないか。いわゆる食肉としては加工できない部位をペット用として安く販売していたのを「激安肉」と勘違いして買ってきてしまったらしい。本人の名誉のために言っておくが、見た目はいわゆるスーパーで売っているようなトレイにのった食肉風だったことを一応断っておく。
土井さん「これは食えないから」
ランラン「为什么?」(なぜ?)
土井さん「これは、犬とか猫が食べるやつだから」
ランラン「犬とか猫の肉の意味か?」
土井さん「そうじゃなくて、あんたは犬とか猫のエサを買ってきたの」
本人はかなり口惜しそうにしていたが、その肉を取り上げて、そのままゴミ箱に放り込んでおいた。
端で見ていると、欲しいものがいくらかというよりかは、まずは値札に書かれた金額に反応して、それから何が商品であるかを確認しているようだ。いわゆる安物買いの銭失いパターンだと思うのだが、ここだけの話にしておこう(苦笑)。
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