中国嫁のトリセツ

中国人の嫁をもらって気がついたことなどをツラツラと書いています。

バーバーランラン

上海に滞在中、うちの嫁(ランラン)と暮らすようになるまでは、いわゆる日系美容室で髪を切ってもらっていた。あちらの価格体系はある意味わかりやすくて、日本人美容師が切る場合は倍額てな具合になっている。自分の場合は、単にカットしてもらっていただけなので、二百数十元程度、当時のレートなら4000円弱といったところで、日本でカットするのとそんなに遜色ない値段だった。しかし、この人の考えることは違うようで、、、

 

ランラン「贵死了!ふつう50元よ!」(高すぎ)

 

確かに、上海の街角にあるような美容院だと、いわゆる店長クラスに切ってもらっても100元超えるくらい。普通の美容師にたのめば50元でおつりが来るくらいだ。この人の物差しからすれば、日系美容室で髪を切るなんて高すぎるという判断になるようだ。

 

これ以降、髪を切るときは、ランラン付き添いのもと、ローカル美容院に連れて行かれるようになった。目を盗んで日系美容室に行こうものなら、お目玉を食らうので、従うしかなかった。カットを終える度に、

 

ランラン「ほら、こっちで切った方が又便宜又好看!」(安くて格好良い!)

 

などと仰る。確かに安いが、仕上がりは個人的には微妙だと思う。造形は確かにそれっぽいのだが、本人に似合うかどうかというのは二の次にされている感が否めない。さらに言うなら、美容院で切ったその日だけは良いが、その翌日以降、同じ髪型には決してすることはできない。要は、メンテナンス性が低くて、その日から約2ヶ月(次に髪を切る日まで)、決まらない髪型に悩まされることになる。一方、日系美容室で切った場合は、簡単に元の髪型に再現することができる。このあたりに値段の差が出ているのだが、ランランには理解できないらしい。

 

さて、日本に帰国後。これまでのようなローカル美容室なるものは存在しない。てっきり、1000円カット送りになると思っていたのだが、斜め上を行く展開が待っていた。

 

ランラン「あなだ、インテネト(インターネットの意)で髪を切る用のハサミ買って」

土井さん「はぁ?」

ランラン「これから、あだしがあなだの髪切る」

土井さん「はぁ??????」

 

そこから相当抵抗を示したのだが、失敗したら近所のオシャレ美容室で髪を切ると約束して、仕方なく第1回理髪大会が執行された(苦笑)。ちなみに、購入したハサミは1000円ちょい。もう草生やすしかないwwww

 

しかし、ここで意外な才能を発揮する。

 

ランラン「怎么样?」(どう?)

土井さん「意外にちゃんとしている。。。」

 

どこかで修行経験でもあるんじゃないかというまともな出来映え。しかも回を重ねるごとに上達しちょるw

 

それ以来、我が家の家計簿から「利用美容院代」の項目が消えました。

 

 

ギャツビー ヘアセルフカットセット

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はじめてのヘアカット―プロの技、全部おしえます!

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