SAL便で荷物を送り行方不明に
海外に荷物を送る機会がある人というのは、そう多くないと思うが、うちのランラン(仮名)のように日本に嫁いできた中国嫁の場合、中国にいる家族親戚から日本品質の品物を多少割高になってもいいから送ってくれというような感じで、日本から中国に荷物を送ることがちょくちょくあると思う。ランラン本人も年に1〜2回の帰国時の制限いっぱいまでハンドキャリーしているとは言え、それだけでは不十分な事も多いらしい。
我が家の場合、今年6月に弟夫婦に今年赤ちゃんが生まれた関係で、赤ちゃん用品を9月に船便で送ることになった。その時は1ヶ月強で現地に届き、彼らも喜んでいたということで、今回は船便よりももう少し早く届くSAL便を使ってみようとなったのが、今回の話の発端である。
店頭から消えた○リーズ
赤ちゃん関連の消耗品と言えば、真っ先に紙オムツが頭に浮かぶと思うが、大都市周辺の量販店などを訪れると、某○王の○リーズというオムツが棚に陳列されていない、もしくは1人様1点までというような販売数制限を見たことがないだろうか?実際我が家周辺の量販店は、ほぼすべての店で上記のいずれかの対応を取っており、店員に在庫を確認してもらい、かつ1人1つまでというような制限がかけられている。
この販売制限について、中国人が買い占めて送っているという噂なりテレビ報道を見たことがあるかも知れないが、ほぼ事実だと思う(笑)。試しに中華街などで配られている華字紙に目を通してみると、「○王○リーズ高値買い取ります! 090-xxxx-xxxx」みたいな広告が相当数載っている。これは中国で現地生産品を買うと日本で買うより3ー4割値段が高い事に起因しているらしい。
この話を始めて聞いたときには、まだ1元=15円以下の頃だったのだが、そこに追い打ちをかけるように中国元が日本円に対して高くなっており、今や1元=20円である。ここまで来ると、仮に送料を考えても日本で買っておくってもらう方が割安とさえ言えるのかも知れない。
仮に原料不足とかなどが原因なら、他のブランドも販売制限がかかっても良さそうなモノである。現地では、同じ外資系オムツのパン○ースの評判はあまり良くないらしく、○王に人気が偏っているという話を聞くに付け、やはり中国人原因説を信じざるを得ないのである(笑)。
SAL便で送ったモノ
少し話が逸れたが、今回は離乳食を中心に送ることにした。紙おむつも送ったが、○王ではない別のブランドのものを1つだけににした。入手しようとすれば出来たが、他の日本製でさらに割安のものがあり、それを試してもらおうというランランの魂胆らしい。
何はともあれ、11月18日に近所の郵便局でSAL便での発送手続きを行った。ちなみに、SAL便というのは、発送元と到着先の国内での扱いは船便と基本的に同じだが、船の代わりに航空貨物便の空きスペースを利用する事で、配達までの期間を短縮できるというメリットがあり、価格も航空便と船便の間ぐらいで、中国へはだいたい2週間ほどで届くらしい。
動かぬ荷物
当初、荷物は順調に運ばれて、発送から6日後の11月24日には上海の国際交換局に到着したという記録が更新された。これは思ったより早く届きそうだと思っていたのだが、それ以降、ぱったりと追跡情報が更新されなくなった。しびれを切らした義妹(弟の嫁)が中国の郵便局に問い合わせたところ、こんな回答を得たそうだ。
中国郵政「荷物が上海から合肥に向けて出発したことまでは分かったが、それ以降は分からない。日本の郵便局に問い合わせて欲しい」
中国らしいと言えば、それまでだが何とも頭の悪い回答である。中国国内で行方不明になったのを認めつつ、日本の郵便局に問い合わせろって。。。仕方なく、日本の郵便局に問い合わせてみると、
日本郵便「発送した郵便局で、調査請求をしてください」
とのこと。仕方なく郵便局に出向いて、電話で問い合わせたら調査請求をしろと言われたので、やってきた旨を伝えると、何やら紙に記入させられて、調査結果は30日ぐらい掛かるかも知れないと言われたのがこれまでの経緯である。
荷物は本当に消えたのか?
正直言うと、発送からまだ1ヶ月弱なので、行方不明確定とまでは言い切れない部分もある。ただし、前回は船便で1ヶ月、しかも上海を出てからは翌々日に配送された事を考えると、 異様に時間が掛かっていることは否定できないと思う。
こればかりは待つしかない。今後の顛末は、こちらで紹介しようと思う。
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