オカマちゃん - タイ旅行記(4)最終回
この話は、3日目の夜からの話なので、旅行記(3)'とするのが正しいのかも知れないが、翌日は帰国するだけなので、まとめて「旅行記(4)最終回」とさせて欲しい。
この旅のメインイベント
うちのランラン(仮名)は、どういうわけかニューハーフのことを「オカマちゃん」と呼ぶ。それとは直接関係ないが、今回の旅では、最終日の夜にニューハーフショーを入れておいたのだ。
今回利用したH社では、「タイ古典舞踊ディナー+ニューハーフショー」というのと「ニューハーフショー」単体のツアーを用意していたのだが、あまり長くても飽きるのではということで、後者を申し込むことにした。
昼間のアクティビティを終えて、ホテルに戻ってきたのが17時過ぎで出発予定は18時だったのだが、出発15分前になると部屋の電話が鳴る。ツアコンさんからだ。
ツアコン「すみません。今から出発できますか?」
土井さん「あれ?6時じゃなかったでしたっけ?」
ツアコン「すみません。道路渋滞が激しいもので。。。」
ということで、そこから慌てて準備して、17時50分頃出発。会場に向かう前に、もう1件ホテルに寄って別のお客さんをピックアップするとのこと。
恐るべし渋滞
ホテルを出発して、しばらく走ると見事に渋滞していた。今回の旅行では、基本的にBTSや船などの公共交通機関を使ったので、乗り物内の混雑は経験したとは言え、渋滞にはまったことはなかった。しかし、今回は車での移動となったので見事にハマった形になったのだ。ツアコンさんが1分でも早く出発したいというのも頷ける。
ところが、この渋滞が別のところで影響を与えてしまう。別のホテルから同上予定だった別のお客さんが、ホテルに戻る途中で渋滞にはまってしまい、集合時間になっても姿を現さず。結局、20分ほど待って合流となったが、それのおかげでさらに車は遅れてしまい、会場に到着した際にはすでにショーは始まっていた。
写真は貼れないが・・・
今回訪れた会場は、日本語のガイドによると、某所と人気を二分すると書いてあったが、正直満員にはほど遠く、日本人観光客がよく訪れるのが、その2カ所しかないという意味なんだと理解した。
一応、VIP席に通されると、ステージではすでに松田聖子風のニューハーフが歌っていた。口パクではあるが、一応日本語の歌詞を意識した口の動きをしていて、確かにぱっと見では男に見えない美貌を兼ね備えていらっしゃる。
特に撮影禁止等などのアナウンスもなく、ショーの様子は自由に撮影できたのだが、諸々の都合によりこのブログには貼らないでおこうと思う。約1時間のショーであったが、笑いあり綺麗どころありなど、内容的は十分楽しめた。ちなみに、ちょっとした事故はあったが男性諸氏だけが喜ぶような要素はほとんどないので、女性が行っても十分楽しめると思う。てかランランは、この旅一番だと絶賛していた(笑)
ステージが終わると、出演者が出入り口のところで待っていて、気軽に写真に応じてくれる。1枚50Bとかいう記載を見たが、実際のところ1人100Bで何枚とってもOKという感じだった。例えば、我々夫婦2人が3人のニューハーフに囲まれて写真を撮った場合は、100Bx3人x2人=600Bという計算になる。
その後、主役を務めたニューハーフとも写真を撮り、都合800Bのチップを気前よく支払って、会場を後にする事になった。
翌朝は怒濤のスケジュール
もともとツアーを申し込んだとき、最終日の朝食は付いていないと聞いていた。理由は、旅行会社指定のチェックアウト時刻が6時30分、ホテル出発が6時45分なので朝食を食べる時間がないからとのこと。ただ、我々が滞在していたホテルは6時30分朝食開始だったので、事情を話せばパンなりを包ませてくれるのではないかと思い、少し早めにチェックアウトを行った。
一応フロントで、先にチェックアウトしてから朝食を食べても良いかを確認した上で、問題ないとの回答を得て、少し早めに朝食会場に出向く。これまた、出発まで時間がないので、少し早いけど良いかと尋ねると、問題なく席に通してくれた。このホテルは部屋番号と名前をきちんと確認するのだが、きちんと我々の部屋番号は朝食の対象に含まれていた。つまり、正確には3日目の朝食もツアーに含まれていたのだ。
堂々と朝食を平らげて、出発時間の6時45分にロビーに向かうと、送迎の車の中に皆さん乗り込んで待っていらっしゃる。ちょっと英語で聞いてみれば、朝食を食べられたのに、変に素直すぎて朝食を食べずに車で待ってしまうあたりが何とも日本人らしいなと思いつつ、空港へ送ってもらい、その日の朝のフライトで羽田へと戻っていったのでした。
行って見て分かったタイの事
少なくとも観光地では、普通に英語が通じるので助かった。一部には、タイは英語が通じないという書き方をしているブログなども見たのだが、中国に比べれば(いや日本と比べても)10倍くらい簡単に英語で意思疎通できる。したがって、欧米人観光客が多いのも頷ける。(中国語が通じたのは、船着き場の果物売場ぐらいしかなかった。)
ちなみに、タイを快適と感じる人は日本人に限らず多いようで、出国のパスポートコントロールのところで、「あなたタイに来すぎ。次にビザなしで来たら入国できないかもしれないわよ」と釘を刺されている欧米人を数人見かけた。いわゆるビザランってやつなんだろう。
今回は正味3日と短い旅だったが、次回はもう少し長い期間滞在してみたいなと思った次第である。
(おわり)
意外に通じない中国語 - タイ旅行記(3)
到着初日、チャオプラヤ川を遡る船の中で、中川家礼二似の船員さんがマイクパフォーマンスで説明してくれた情報によると、タイの人口の20%は中国にルーツを持つ華人とのことらしい。なので、さぞかし中国語が通じやすいのかと思ったら、そんなでもなかったというのが今日のお題である。
タイ土産はいずこに
前日の夜市で、いかにもタイっぽいお土産を買うことに失敗した我々は、どこなら買えるかと思案した結果、いかにも外国人観光客が立ち寄りそうな場所を思いつく。BSTを乗り継ぎ、さらに駅から1キロほど歩いて、シーロムビレッジというところにやってきた。
確かに、いかにもという店が並んでいたが、石像を日本に持って帰るつもりはないので、残念ながらスルー。
※もちろん石像以外の雑貨も売られていたが、どちらかというと欧米人ターゲットの品揃えだったと思う。
ガイドに紹介されていないエリア
最初の訪問地では期待外れに終わったが、保険という意味でローカルマーケットの存在を把握していたので、次の目的にそそくさと移動を始める。途中は別に観光地でも何でもないのだが、いかにもタイっぽい雰囲気があって良かった。
道ばたを走るクルマの色だったり、青果店に並ぶフルーツの色だったりがいかにも南国っぽいではないか。
OL市場?
目的のローカル市場は、OL市場と呼ばれているらしい。そろそろ着くかな?というところで前方に大きなキャリーバッグを転がした本気で買い物をしようとする人たちが見えたので、それに付いていくとあっさりとその場所は見つかった。
ここも品揃えは、昨日の夜市と同じような感じで衣料品が中心だったが、そろそろ昼の時間に差し掛かるところだったので、弁当を売っているのをちらちら見かけた。
この一角、ビジネス街も近くにあるようで、普通の道ばたのお店に、ビジネススタイルに首から会社のIDカードをぶら下げた人たちがランチを取っている姿なども見えて、OL市場と呼ばれる理由も分からなくもなかった。
いざ中華街へ
シーロムから、地下鉄(MRT)に乗って中華街の最寄り駅にやってきた。黄金に光る仏像が見物らしいが、そこはスルーして中華街のゲートにやってきた。
ちなみに、写真からみて表は漢字で書かれていたが、この裏の部分はタイ語で書かれていた。
時間も時間なので、よさげなところがあればランチでも食べようと思ったのだが、あまりピンとくる場所がなかった。商店でも、中華街にいながら、ほとんど中国語の普通話が通じず、英語でのコミュニケーションになってしまったのは、少々期待外れだった。ただ、このWikiを見ると、普通話を母語とする人はほとんどいないというのが分かる。
そんな中、中国(系の)人で賑わっている一角を発見!
金(Gold)好きにアイデンティティを感じてしまうなどと書くと中国人に怒られてしまいそうだが、日本人と比べれば明らかに中国人は金が好きだと思う(笑)
疲れ果てて・・・
結局、中華街をコンプリートしたら、船着き場に出てきたので、そのまま船に乗って帰ることにした。ランチは食べ損ねたが、一応タイっぽいアクセサリを奇跡的に発見して、購入出来たので、無駄足ではなかったと思いたい。
その後、サイアム(Siam)に戻ってBigCというスーパーで、タイ土産のお菓子を購入して、本日の昼間のアクティビティは終了。夜のメインイベントに備えるため、しばし休憩となる。
ちなみに、この日の昼食は、なぜかコレになった。タイ滞在中の食事で、一番旨かったとか、このブログの外では絶対に言えない(苦笑)。
(つづく)
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ナイトマーケット - タイ旅行記(2)'
始めに、なぜ旅行記(3)じゃないのかというと、まだ2日目の続きだからというシンプルな理由。アユタヤ観光から戻って来た我々は、プールでひと泳ぎして体力がやや回復したのを見計らって、BSTで2駅ほどのところにあるSiamの夜市に行ってみたのである。
BSTの高架下に延々と続く夜市
BSTの駅を降りると、高架下の道路の歩道部分にびっしりと店が出ているのが見えた。ガイドブックによると駅周辺と書いてあったが、実際には一駅先のNational Stadium駅のところまで続いていた。
とは言え、夕食がまだだったので、先に食事を取る事にした。何カ所か賑わっているお店があったが、タイ料理続きだったので中華系がいいだろうということで、ある出店に入ってみた。
テーブルから見える景色は、こんな感じ。
で、食べたのがこんな感じ。麺の上にカリカリな歯触りの豚肉とワンタンが載っている。これで50バーツ。安いと言えば安い。量的には多少物足りなかったが、味も結構良かった。
ただ、道ばたの衛生状態が良くなかったのか、この晩におなかを下した事は付け加えておく。
嫁はエンジン全開
これは、とある場所で撮影した夜市の様子であるが、こんな感じのお店が1キロ以上延々と続いている。元々はタイっぽいお土産を買うのが目的だったが、出店しているお店のほとんどは、洋服やアクセサリーといった類いのモノだった。しかしながら、この手のお店の大好きなうちの嫁(仮名:ランラン)は、エンジンがフルに掛かったらしく、結局夜市街を完走することになった。
ちなみに、一応値段交渉もできるようだが、最初の頃は交渉決裂ばかり。
ランラン「How much?」
店員「250バーツ」
ランラン「100バーツ OK?」
店員「No!」
というのも、ランランの交渉術は上海の七浦路や軽績という小売も行う問屋街で培われたモノで、半額以下の値段から交渉しようとするので、話を切り出したとたんに店主に拒絶されて、中に引っ込まれてしまうことの連続だった。
それでも、最終的にサングラスやらシャツやらを購入したのだが、感覚的には「200バーツを超えるものなら1割ぐらいディスカウントできる」というような感じに見えた。それ以下の値段のモノは交渉すら受け入れてもらえない感じ。もちろん、タイ語を使うとか、常連さんになるとか、方法はあるのかも知れないが、観光客レベルではこれが限界という事だろう。
中心部らしいキラキラ
Siamと言えば、BTSの2つの路線が交差するいわば中心的なスポットであって、夜市以外にも、大型のショッピングモールが林立していた。
本来であれば、夜市を軽く見た後、軽く何かをつまんで帰ろうと思ったのだが、夜市往復で疲れ果てて、そのままホテルへ帰ることになった。女性諸氏におかれては、男性にとって買い物の付き添いほど苦痛な事はないと覚えておいて欲しいものである。
(つづく)
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金ピカじゃないものには興味ない? - タイ旅行記(2)
タイの旅2日目は、アユタヤへの日帰りツアー。タイ人のツアコンの引率の元、ワゴン車でのツアーとなったのだが、同じホテルからも結構多くの参加者がいた。基本的にはツアーは好まないのだが、ツアコンがいると入ってくる情報量が多いというメリットもあったりするなと思った次第。
世界遺産好きの日本人
自分も含めて、「世界遺産」という言葉に弱いのは否めない訳だが、それでも、やはりこうした遺跡群を見ながら歴史に思いをはせるというのは悪くないと思う次第。廻ったのは、ワット・ヤイチャヤモンコン(Wat Yai Chaya Mongkol)、ワット・プラシーサンペットなどである。
中国人多いですか?
これまで、観光地に行くと日本語や中国語で話しかけられるのだが、このアユタヤでは、土産物店でかけられるのは日本語ほぼ一択という状況だった。そこで何気なくランランがツアコンの人に聞いてみた。
ランラン「ここには中国人たくさん来ますか?」
ツアコン「アユタヤに来る人は少ないですね。中国人は金ピカのものしか興味ないでしょ?」
それを聞いて、確かにそうだなと納得した自分がいた。ツアコン氏によると、中国人はバンコクを見たら、プーケットやパタヤなどのビーチリゾートに行く人が多く、アユタヤに足を向ける人は多くないとのこと。もちろん立ち寄り先が、日本人ツアー御用達ということで、日本語でのみ声をかけられたという点もあるとは思う。中国人の金ピカ好きは、図らずも翌日証明される事になる(笑)。
そういえば象にも乗った
我々は日本から手配しなかったのだが、その場でチケット(1人300バーツ)を購入することで、象上(!?)の人になることができた。乗っている時間は10分程度だったろうか。
チップの受け渡しは象の鼻で。受け渡しってより、ひったくりに近かったけど。
タイ料理ブッフェのランチ
昼食は、日本人ツアー御用達のレストランで、タイ料理のブッフェとの案内だった。デヴィ夫人的な出で立ち(というか髪型)の老板が仕切るレストランで、確かに一通りのタイ料理が楽しめたが、別会計の冷たい飲み物がバカみたいに高かったのが印象的だった。
料理の味は可もなく不可もなくだったが、レストラン前から見える川の眺めは最高だった。
その後、バンパイン宮殿を見学してから、バンコクへの帰途についた。てっきり土産物店に立ち寄るのかと思ったが、すんなりホテルへ帰還。午前7時45分に出発して、午後3時半頃に帰ってきたので、ほぼ1日コースという感じか。
これぞリゾート?
ホテルに戻ってきた時間が予想より早かった事もあり、しばしホテルのプールでくつろがせてもらった。滞在していたホテルは、こんな感じの大きなプールがあり、つかの間のリゾート感覚を味あわせてもらった。
その後、ナイトマーケットに突撃するのだが、つづきはまた。
(つづく)
よっオトコマエ! - タイ旅行記(1)
これから数回にわたって、今回の旅行の様子を書き綴ってみたいと思う。もちろん、当ブログ「トリセツ」的には、中国嫁meetsタイランドという視点を出来るだけ入れてみようと思う。
参加したツアーについて
今回我々が参加したツアーは、いわゆる航空券+空港送迎にホテルが組み合わさったミニマムなプランとなっていた。旅程としては3泊5日。羽田空港を日付が変わった直後の深夜便で出発して、翌早朝に現地到着、ホテルに3泊した後、最終日の朝にバンコクを出発して日本に帰国するというものだった。
今回利用した旅行会社(H社としておこう)は、現地でも強力な支店網を形成しているようで、日本人旅行者としては、きわめて便利だった。行く先々で、この会社のユニフォーム(ポロシャツ)を来たツアコンの人を多く見かけ、少なくともタイ(バンコク周辺)においては、老舗の某社(J社)を圧倒しているように見えた。
初日からアクティブに
早朝に空港に到着し、そのまま送迎のバスに乗ってホテルにチェックインしたのが、午前7時前。自分は飛行機の中で寝れないタイプなので、ホテルで2時間ほど仮眠を取ってから初日の観光に向かった。初日はオプショナルツアーを入れておらず自由行動なのだが、最初から行くところは決めていており「王宮寺院地区」と呼ばれるエリアに向かった。ホテルの近くにBTSの駅があり、それを乗り継いで船着き場へ向かい、150バーツの1日乗船券を持って川を遡る。ベタに王宮、ワット・アルン、ワット・ポーという超定番スポットを廻ったのだが、そこら辺の見所的な詳しい話は、このブログでは書かないので、各種ガイドブック等を参照して欲しい(笑)。
ノンネイティブ同士が話すとこうなる
有名観光地周辺にはおかしな人が集まるのは、万国共通なのだが、いくつか面白いエピソードに遭遇した。
最初は、タイシルクに油絵でペインティングした土産物を売るオッちゃん。中国と違い、面白いように英語が通じる(観光地に限ってだとは思うが)ので、いろいろな情報が耳に入ってくる。何の証明に使うのかしらないが、首からぶら下げたIDカードを見せた後、膨大なサンプルを見せてきて、「本当は1500バーツだけど、あなた方だけ特別に500バーツ!」てな売り方をしてくる。ただ、モノがいかにも雑な作りなので、その場を立ち去ると、追いかけてきながら、
オッちゃん「いくらなら買う?400?300?200?いやもう100バーツでいいよ!」
などとおっしゃる。買わなくて正解だったようだ(笑)。
また、こんな事もあった。土産物店の前を通りかかると、ランランに声をかける店員が。その場では声は聞こえなかったが、後になって、こんな会話が。
ランラン「オトコマエって何?」
土井さん「帅哥的意思」(イケメンという意味)
ランラン「さっきの人(お土産売りの人)、わだしにオトコマエって言った」
土井さん「。。。。」(その場で笑い転げそうになる)
自分以外に、うちの嫁のオトコマエっぷりを見通すとは、さすがの眼力だと思ったかどうかはさておき、他の日本人観光客に間違って教わった日本語を使うあたりが何とも言えない。
そういえば雨期のタイ
9月のタイは季節的には雨期になるのだが、今回の旅行で雨に降られたのは1回だけ。初日の夕方だけだった。夕方のラッシュ時に重なり、満員の船に乗ってターミナルに戻ってから、さらにBTSを乗り継いで、ホテルの最寄り駅に着いたら見事にスコール。雨に濡れる事はなかったが、仕方なく駅に直結しているショッピングモールに雨宿りで入り、そのまま地下のフードコートで夕食を取った。
後で知ったのだが、このショッピングモールはバンコクでも比較的新しい(てかまだ外装工事中)ということで、オープン前の時期に来ていたら、雨でずぶ濡れになりながらホテルに帰るしかなかったのである。
ところで、タイ料理に関する基礎知識がなかったランランは、上のような料理を食べながら、
ランラン「このモヤシ、生じゃないか。あの人たち料理するの忘れたんじゃないか?」
というような反応をする。日本人だと、日本にいながら各国の料理を食べる機会があるので、余り驚かないが、ランラン的には食の常識を覆されたような感覚に襲われたらしい。
(つづく)
中国嫁をタイに連れて行こう
前の記事の内容からバレバレだと思うが、今回の行き先はタイである。ネットの噂では、タイ政府が中国人観光客のビザなし渡航の受け入れを「検討中」らしいが、2014年9月現在、それはまだ実現していない。ということで、今回のビザ申請の顛末をまとめておこうと思う。
これを読む人は、よく分かっていると思うが、ビザの発給というのは、そのお国の裁量によって仕組みなりがコロコロ変わるので、最新の情報は自分の責任でもって確認をした上で色々手続きを進めて欲しい。この記事を読まれている時点で、この記事が書かれてからすでに数ヶ月経っている場合は特に。この記事を読んで、その通りにならなかったと文句を言われても困るのである(笑)
前置きはともかく、本題に入ろう。
今なら中国人・台湾人のタイ観光ビザ申請料が無料!
こういうことを書くと、胡散臭さ倍増に見えるかも知れないが本当である。タイ大使館のこのプレスリリースを見て欲しい。
在京タイ王国大使館 - 在京タイ王国大使館より中華人民共和国旅券所持者及び中華台北旅券所持者に対する観光査証申請料免除お知らせ
2014年の11月8日までの期間限定ではあるが、中国・台湾のパスポートを持っている人のタイ観光ビザ申請料が無料になると高らかに謳われている。しかも、「今回の申請料免除は、全世界のタイ王国大使館、総領事館での申請料及びタイ王国入国管理局でのオンアライバルビザを含みます」とも書いてある。
で、実際にゼロ円でビザは発給された。
中国人はオンアライバルビザの対象
上のプレスリリースの中に、オンアライバルビザとはっきり書いてあるが、念のためタイ大使館のこのページも確認してみよう。
オンアライバルビザの対象の中に中国も入っており、15日以内のビザの発給が受けられると書いてある。没问题!なのである。
それでも日本で観光ビザを申請した理由
結論から言うと、それでも日本のタイ大使館で観光ビザを申請した。旅行会社の人から、「他の(日本人の)お客様をお待たせする事になるので、可能であればあらかじめ申請しておいて欲しい」と言われた事もあるが、調べてみると申請翌日にはビザが発給されるというスピードなのだ。それに費用は無料。多少資料を集めるのは面倒くさいが、確実に取れるかどうか分からないまま飛行機に乗り込むよりは安心である。
読解力が求められる?必要な書類たち
タイ大使館の観光ビザの必要書類のページだが、少し読解力が求められるかも知れない。
同じ項目に複数の書類等が併記されているケースがあるのだが、それがAND条件なのかOR条件なのかを慎重に読み解かなくてならないのだ。以下のうち、赤字で示してある部分は、トラップもしくは注意点があるものである。
- 有効な旅券
- 申請書(専用書式あり)
- カラー写真2枚
- 在留カードのコピーまたは申請時に原本の提示
- 航空券または予約確認書コピー、申請者名、便名、入国日の記載が必要
- 経歴書(専用書式あり)
- 身元保証書(専用書式あり)と保証人のパスポートのコピー
- 銀行残高証明書原本 少なくとも一人20,000バーツ、家族で40,000バーツ
- 詳細な行程表またはタイへの渡航の目的を示した文章
- その他の書類(主婦 配偶者の旅券コピー、婚姻証明書(戸籍謄本))
- ホテルの予約確認書
以下に、それぞれ注意点を見ていこう。
中国人の場合写真は3枚!在留カードは原本提示に加えてコピー提出も必須!
これは、Webサイトにも書かれているが、中国人の場合は、写真の提出は3枚必要。うち2枚は申請書に貼って提出する事を求められるので、あらかじめ待合スペースの後ろにあるカウンターで写真を貼り付けて待っていた方が良い。
我々は在留カードの原本を提示したが、結局コピーを取れと言われた。しかも大使館内にコピー機はなく、近く(徒歩5分ほど)のコンビニに行かなくてはならない。これは面倒なので、あらかじめコピーを取っておくべき。
まだE-ticketを受け取っていないのだが。。。
ツアーの場合、E-ticketは出発直前に送られてくるので、我々の場合申請の時点でまだ受け取っていなかった。そのため、ツアーの滞在ホテル、日程が記載された申込確認書兼請求書を提出した。
しかし、その書類には「入金確認後手配予定」という心許ない文言が書かれていたので、支払の時に受け取った入金確認書(現金払いなら領収書で良いはず)を合わせて提出することで、すでにホテルが手配されている事、日程がFixしていることを説明した。
一方、フライトについては、申込時点では確定していなかったのだが、旅行会社の人から、「○○航空×××便に決まりました」というメールを印刷したものを提出。そのメールには期日とフライト名、出発到着時刻が書かれたため、これでOKと判断された模様。
ちなみに、ホテル名と便名はビザ申請書に書かれたものと照合していた。つまり、ビザ申請自体は旅行の手配が終わった時点で行わねばならないということになる。あと、詳細な行程表というのは、旅行会社のチラシのコピーで良いらしい。
銀行残高証明書は通帳のコピーでOK
ビザ申請時、自分のネットバンキングで銀行口座の残高ページを印刷したものを持参した。金額的は家族で40,000バーツの条件を軽く上回る金額が入っていたのだが、なぜか残高が足りないと言われてしまった。念のため用意していた嫁の銀行通帳を出したところ、表紙、印鑑ページ、最新の残高のページの3カ所のコピーを取るように指示された。ということで、通帳のコピーで構わないと判断して良さそうだ。
婚姻証明書
実は、これがAND条件なのかOR条件かで迷ったものだ。保証人として、自分のパスポートのコピーを提出済だが、婚姻証明書は提出する必要があるのかどうか分からなかった。しかも、これに気づいたのが申請前夜で、戸籍謄本を本籍地の市役所に取りに行く時間がなかった。
そこで、過去に取った資料を探してみたところ、嫁の滞在許可申請の時に取ったと思われる2年前の古い戸籍謄本の(しかも原本ではなく)コピーが見つかった。申請時に、恐る恐る「古いコピーしかないが大丈夫か?」と聞いてみたところ、あっさり「大丈夫」との返事。
一応、大使館のページにも、「必要な全ての書類はビザ申請日から3カ月以内に発行されたものでなければなりません。ただし、タイ商務省発行会社登記謄本と婚姻証明書は除きます」と書いてあるが、痛くない腹を探られるぐらいなら、戸籍謄本ぐらい用意しておくべきだろう。
申請予約を取ってレッツらゴー
あと、ビザ申請はあらかじめ予約を取る必要があり、予約がないと門前払いされる。普段の混雑具合が分からないが、我々は日曜日に予約しようとしたら、水曜日まで空きがなかった。
予約が取れたら、予約済のページを印刷して大使館に持参する。申請の前に警備員に見せると番号札を取ってくれるという仕組みになっていた。ちなみに、今回は東京のタイ王国大使館で申請手続きを行ったので、他の場所ではまた事情は違うかも知れない。
これが、どのぐらいの人に参考になるか分からないが、良い旅を!
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遅めの夏休み
何はともあれ、久しぶりすぎる更新である。(Twitterにはいろいろ書いたと思うが)このブログだけ見ていると、ランラン(うちの嫁、仮名)は中国に行きっぱなしのように見えてしまうが、7月初旬に日本に帰ってきて、また代わり映えのない生活を送っている。
今年の夏は、自分(土井さん、仮名)の仕事が忙しく、7,8月の間に休みを取る事が出来ず、ようやく遅めの夏休みに入ろうとしているのだが、先日ようやく行き先が決まった。この顛末のドタバタぶりについて書こうと思う。
夏休みと言えば、だいたい1月近く前から予定を立てて、どこに行こうなどと算段を立てるのが普通というか、少なくとも自分はそうなのだが、ランランにかかると
土井さん「どこ行きたいの?」
ランラン「明日また話そう」
これを20回ほど繰り返す頃には出発1週間前になってしまうのである。かといって、行き先を勝手に決めて手配をしようものなら激怒するので、何とも面倒くさいのである。
さて、今年の夏休み。あと1週間というところになっても、上の会話が無限Loopしていたのだが、国外の候補地を1カ所に絞り込み、それがダメだったら国内旅行というところまで、ランランと同意を取り付けて某旅行会社に駆け込んだのが先週の日曜日のこと。ネットで手配したいところだったが、すでに出発1週間前ではオンライン手配はできない時期になっていたのである。
店頭で待つ事しばし、カウンターに通され、
土井さん「あの、来週の日曜日か月曜日出発で、○○○○に行きたいのですが、まだ間に合いますか?」
恐る恐る聞いてみると、
店員さん「はい、あと3席ほど空席がありますので大丈夫ですよ」
運が良いというか、何と言うか、滑り込みセーフに一安心。しかし、
店員さん「ただ、奥様はビザを申請していただく必要がありますね」
出た。ビザ問題。もちろん、ビザの申請については織り込み済みなのであるが、こちらが仕入れた情報では、オンアライバルビザ(現地空港到着時に申請して即発行されるビザのこと)でOKという事だったが、この旅行会社で確認する限りでは、オンアライバルの情報がないという。
ということで、急遽大使館でビザ申請を行う事になったのだが、そのあたりの顛末は次の記事で整理して書くことにする。
結論から言うと、ビザは滞りなく発給されて、今は出発を待つのみである。それ以上のドタバタはないのでご安心を(笑)