中国嫁のトリセツ

中国人の嫁をもらって気がついたことなどをツラツラと書いています。

アセロラぐらいならw

手術翌朝。朝の検温の時に、看護師さんが、

看護師「これから管抜いちゃいますね。抜く時は結構痛むので、抜きますと言ってから3つ数えるので、同時に息を吐いてくださいね。そうすると無駄な力が入らないので少し楽みたいですよ」

看護師「じゃ抜きます。1,2,3!」

土井さん「うぬぐ☆%々^#¥」

確かに今回で1番の激痛が走ったものの、痛みはほんの一瞬でなんだか拍子抜け。ただ、説明によると抜いたあとに排尿する時にかなり滲みますとのこと。とは言え、あれだけ繋がっていた管も、残るは点滴だけになったのでかなり気は楽に。

その後、朝食を食べ始めようとすると、早くもランラン登場。昨日の晩から担当していた看護師さんからも

看護師「昨日、奥さん、すごい心配してましたね」

なんて声を掛けられたところに登場するあたりは流石。ホントに献身的な看護には感謝の言葉しかないです。

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その後、午前9時過ぎに点滴が終わり、いよいよ自由な身になると、今度は砕かれた石を体外に出す事に専念する番。具体的には、水を1.5から2リットル飲んだ上で、トイレに用意された紙コップに排尿し、その中身を自分専用に用意された濾し器付きの袋にあける。もし、石があれば濾し器の上に残るという仕組み。

書くと簡単なんだけど、手術の時に尿管ステントという管が入っているので、ただでさえ頻尿状態な上に、管を抜いたばかりで、とにかく

訳ですよ。その後、昼食を挟んで、

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何度かの排尿で石の破片が出てきたので、看護師さんが石を回収して、

看護師「石出てきましたね。尿の色も、あのぐらいのアセロラ色なら問題ないですよ

という事で回収作業は終了。回収した石は後日分析に回すとの事で、退院後の外来に持参してほしいとの事。

とは言え、トイレとの往復は結構大変で、思わずこんな感想も漏れる訳で。

それでも排尿を繰り返しているうちに、尿の色がだんだん通常に戻ってきたのが実感でき、医師からも翌日には退院できますよとの声をいただき、つきっきりの看護をしてきたランランも安心した様子。

入院中2度目の入浴を終えて夕食を食べる頃には、

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通常モードに戻ったのか、今回使い切れなかったシャンプーセットと部屋の広い洗面台を見て、いきなり

ランラン「わだし、髪洗う」

と言い出し、シャンプーを始め出す始末。すると、そのタイミングで、今後の予定を説明のために、主治医と担当医の先生が登場。先生たちは、一瞬目を丸くした様子だったものの、何も見なかったかのように自分だけに向けて説明を始め、それに尻を向けて黙々と髪を洗うランランという不思議な数分間が過ぎたのでした。

翌日はいよいよ退院です。

(つづく)